「スプーンデュラハン」は、IRON THUMBの第9.5作目。
春のCD発売に先駆けた先行シングル。
非常事態にあたっては、普段首にかけているスプーンで身を守ったり戦ったり。
木靴かたこと、タップダンス。
A面のみの作品。約三十分。
注意:ドラムは依然として打ちこみです。
収録曲目
環状線物語
作詞・作曲:板橋実
なんの間違いでこんな歌詞を書いてしまったのか。
いまでも不思議ですが、なかなか受けがいいので喜んでおります。
水子と捨て子が争うこの駅で
今日もまた、新しい恋が始まった
死んだ魚のように肌の白い女と
ハンモックを揺らす手を止めるような男さ
キセルするも自由
途中下車も勝手
吊り革で遊ぶも良し
飛び降りも自由さ
僕と一緒に終着駅を目指さないか
発車の鐘が鳴り、二人は出ていった
終点では誰もが
幸福に暮らしている
そんな夢を見ながら
手を取り合って
無口な女が珍しく笑みを浮かべ
湖の駅で窓から顔を出した
そこをめがけてマシンガンが火を噴き
悲鳴も上げずに彼女は死んでしまった
二人は途中下車さ
男は墓守になり
死ぬまで墓を守った
それなりに幸せだった
僕と一緒に終着駅を目指さないか
発車の鐘が鳴り、二人は出ていった
終点では誰もが
幸福に暮らしている
そんな夢を見ながら
手を取り合って
男が死ぬまで
悔やんでいたのは
彼女が死ぬとき
その手を握っていなかったこと
チョウチンアンコウ
作詞・作曲:板橋実
歌詞の掲載は省略させていただきます。
グリマスは紫色です。
ガンヂーパンチ
作詞・作曲:中坊俊平太
Tonight, I realized the light is beyond many tears
I'd believe what I'm alive for all the time
When you are gone alone, I realized for all things
And so my friends, why don't you come with me?
Look up to the distant skies, I think that have to save all
I can shed many tears for you
Lord, please show me the way
Sun shall shine for the moon
Lord, please tell me the way, or I'll use Ghandhi punch
LIBERA ME, PIE KYRIE, DOMINE ELEISON
SANCTUS, PIE DOMINE, DONA EIS REQUIEM
いじめ110番
作詞・作曲:中坊俊平太
裏切り者の名を受けて
全てを捨てて戦うぜ
おお、お前の涙は
いじめのために
俺の使命は
いじめをなくすこと
俺たち、俺たち、いじめ110番
悪魔の力を身につけた
いじめるやつをいじめるぜ
おお、俺の翼は
お前のために
俺の使命は
いじめをなくすこと
俺たち、俺たち、いじめ110番
俺たち、俺たち、いじめ110番
うどん将軍
作詞:中坊俊平太
作曲:板橋実
うどんを嫌う人などいない、という意味で非常にポップな曲でーす。
あそこの席に座ってる
おひげの長い将軍は
戦のときでもうどんをすする
うどん将軍さ
うどんをすする
玉座の横でもうどんをすする
仲間の葬儀でうどんをすする
会議の最中、うどんをすする
帝の宣誓、うどんをすする
うどんをすする
うどんをすする
戦のときでもうどんをすする
いつでもどこでもうどんをすする
うどんをすする
うどん将軍
出動! 成増消防隊
作詞・作曲:中坊俊平太
闇夜を切り裂く真紅の光が
お前を抱きとめる
闇夜に静まる都会のジャングル
駆け抜けていくぜお前のもとへ
紅に染まる静かな夜空が
僕らを呼んでいる
紅に染めた鋼のボディが
アクセル全開ぶっちぎりだぜ
生まれたときから
お前のために生きる運命(さだめ)
火事はどこだ
西の方か
俺たちを呼んでいる
まかせてくれ、俺たちこそ
成増消防隊
道路にはびこる邪魔な車は
ポンプで蹴散らして
現場にはびこる邪魔な野次馬
轢いちまったぜ、アハハ
みんながうらやむおシャレなファッション
銀色防火服
ホースがからまる左のくるぶし
はさまれちゃったぜ 防火ドア
俺の魂が
消せと言っている
赤い炎
火事はどこだ
北の方か
急ぐから待っていろ
何を隠そう、俺たちこそ
成増消防隊
火事はどこだ
西の方か
俺たちを待っている
まかせてくれ、俺たちこそ
成増消防隊
骨折り損のくたびれモーゼ
作詞・作曲:板橋実
フォークソング風に。
歌詞の内容も、プロテストソング調ですな。
骨折り損のくたびれモーゼ
お前の魂は神のもとへ
骨折り損のくたびれモーゼ
お前の足跡は風に消えて
そしてお前を除いてみんなが
カナンに辿り着き
ドンパチやってるぜ
パレスチナ
ドンパチやってるぜ
パレスチナ
ルルル……
CM
脚本・演出:IRON THUMB
出演:中坊俊平太、太一.F.太一、板橋実
俊平演じるおじいちゃんが、異常にいい味を出しているものと自負します。
そして、元セールスマン。
おまけのコーナー(ここから先は、CD版には収録されておりません)
留守宅ブルース
作詞・作曲:板橋実&太一.F.太一
中坊俊平太が、家に遊びに来る迷惑な女性のことを話していたので、それを記念して作りました。
曲としては手抜きです。
あいつの彼女がやってきて
うちのヨウカン食べちゃった
そして俺は言ったのさ
「鍵、あいてた?」
俺が釣りから帰ってみると
計算ドリルが終わってた
「あれ? 丸文字だ」
何をいっても、何をやっても
あの娘のハートは飲子Moo
俺の体も、俺の心も
あの娘の局部が飲子Moo
あいつの彼女は俺の部屋に
ついに居付いてしまった
しかたないからこう言った
「犯すぞ」
罠をかけても効果がないし
炎を見せても怖がらない
仕方がないからこう言った
「まわすぞ」
何度言っても何度やっても
俺の留守に上がりこむ
遠くへ捨てても服を焼いても
いつの間にか戻ってる
何度言っても何度やっても
俺のおやつ食べちまう
いくら逃げてもどこへ隠れても
俺の留守に上がりこむ
PALACE BLUE SKY
作詞・作曲:板橋実
ジャーマン・メタルの王道に近づきたかったんですが・・・なぜかそんなにでもない、サム式メタルになっています。
むしろブラックメタルの影響が強い、というような事を太一.F.太一に言われました。
両者の影響を受けて、いい方向の変化が生じたってところですか。
俊平にタイトルを教えたら「ラブホテルの名前みたいだ」
とばっさり切られました。
同名のまんがをその後書店で見かけたんですけれども、それとは関係ないです。偶然です。
……タイトル、変えるかも知れません。
曲自体は、自分でもかなり気に入っています。
At the end of this sky
where my honor is dead
Hearing scream of a disguise
sharing hazy and breath
Broken wings of a pegasus
Burning bodies of angels
Coldest arrows are aiming us
made from tears sheded by jewels
And sun rises from horizon beyond
to light the evil and last day of our life
VISIONS OF A SAVIOR FROM SHINING SUN
Save us from this slaying fate
...deadly fate
Beating of the battle drums
Clinging sound of crossing swords
Dragons blaze the holy sons
Wheels are turned by the darkest lords
Beauty, the worthy, ever lost
Rivers are dried up to the heat
Mirror lake is blackened most
Carrion ants are on my feet
Then sun rises from horizon far beyond
to wake all the dreamers' last dreams
VISIONS OF A SAVIOR FROM SHINING SUN
Save us from this slaying fate
But in Palace Blue Sky
the king's still in his eternal sleep
The throne is set in the highest place of PalaceBlue Sky
ジャスティスソング
作詞:施川ユウキ
作曲・補作詞:板橋実
チャンピオンの「がんばれ! 酢飯疑獄」に出てくるジャスティスロボのテーマソングです。
「曲をつけてくれる人募集」とあったので、作りました。
歌詞がどうしても足りなかったので、二行だけ足しました。
生きろ、生きろ、生きろ
走れ、走れ、走れ
まず落ち着け
鉄のカラダ?
正義のココロ?
地球のヘイワ?
ワカラナイヨ
ワカラナイヨ
真珠の涙があふれたとき
星から来たお前
祖父! 祖父! ……祖母!?
エブリデイ、エブリデイ、エブリデイ
毎日
俺の分まで生きろ
ジャスティスロボの
息子たちよ
ギックリ腰
作詞・作曲:板橋実&中坊俊平太
歌詞の掲載は省略いたします。
太一.F.太一がぎっくり腰で臥せっていたときに、記念に作った曲です。