・2001年の板橋実個人ランキング
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2001年板橋実ランキング
1 「千と千尋の神隠し」
2 「グラディエーター」
3 「スリーピィ・ホロウ」
4 「ゴールデン・ボーイ」
5 「スナッチ」
6 「リリィ・シュシュのすべて」
7 「ファウスト」
8 「ワイルド・ワイルド・ウェスト」
9 「プラネット・オブ・ジ・エイプス」
10 「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」
例外 「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
寸評
32本しか観てねえよ。少ないなあ。十位まで選ぶのも逆に骨が折れるわい。
2001年は忙しかった気がするけど、それでも劇場に五回くらい足を運んでいる。
劇場に行った回数は例年並ってところか。
なんといっても一位は「千と千尋」。何が「なんといっても」なのかは説明できないが。素直に楽しめた。
宮崎駿はエロいな、とか言う前に映画として面白かった。そればかりか、ちょっと泣いた。
「グラディエーター」…ハリウッド映画の意地。美麗なコスプレもの(時代劇の意)はやはりハリウッドにお任せ。
八位もハリウッドのいい仕事っぷりが小気味よい。スチームパンク。
奇妙な機械をもっとたくさん楽しませて欲しかった。
十位。ラッセ・ハルストレム監督作品。静謐な空気をフィルムの中に閉じ込めることのできる稀有な才能の持ち主だと思う。
派手な恋愛も愁嘆場もないけれど、登場人物たちの感情に満ちた生活に触れることができる。
以前選んだと思うけど、感動しちゃったので再び入選。
三位・九位、ティム・バートン作品。説明割愛。
ご存知スティーヴン・キングの同名小説の映画化、「ゴールデン・ボーイ」は原作に忠実に作ってくれて嬉しかった。
映画版だと、小説よりもほんの少しだけ結末が黒い。そこもまたよい。
キング作品の中では、「霧」を除いて一番好きな作品。
「リリィ・シュシュ」は誘われて観に行った映画だけど、誘ってもらって本当に良かったと思ってる。
俺は常日頃邦画には邦画にしかできないことをやってほしいと思っているんだけど、その面がきっちり満たされたよ。
「ファウスト」…ヤン・シュヴァンクマイエル監督作品。実写とコマ撮りの混交で異様な映像世界を作り出している。圧倒的。
「スナッチ」…ブラピ! 犬!! 面白くないわけねえだろ!!!
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」は、反則なので、もう勘弁してくださいタランティーノ監督。愉快でした。
おしくも選に漏れた映画たち
「サイダーハウス・ルール」…惜しくも選外、ていうか去年観たがまた観た。大好き。
「グリーンマイル」…ホラー以外のキング原作映画はすこぶる出来が良いので安心して観ていられるなあ。
この映画は、さすがに「ショーシャンクの空に」や「スタンド・バイ・ミー」を超えるほどではなかったけれども、コーフィが秀逸で満足。
「ワンダー・ボーイズ」…文学部生トビー・マグワイアといいオヤジのマイケル・ダグラスががっぷり四つの映画。
病的青年とオヤジを心行くまで堪能できる。ナイス。
「フラットライナーズ」…鼻ことケヴィン・ベーコンが悪い医学生を演じる面白いハリウッド映画。
「ゴーゴーガジェット」…イギリスはBBCの人気アニメ「ガジェット警部」のハリウッド映画版。
原作にはあんまり忠実じゃないけど、子供向けとしてよくできていたので許してやる。
「レザボア・ドッグズ」…これも反則ですよタランティーノ監督。
でも「フロム・ダスク…」ほどじゃないので今回は選外。こっちを後で観ればよかったな。
パルプ・フィクション 1/2…パロディ映画。つまらない。
アンナと王様
ヴェルヴェット・ゴールドマイン
スパルタンX
スウォーズマン
ラストマン・スタンディング
クレイジー・イングリッシュ
ドーベルマン
アメリカン・ビューティ
タクシー2
シュヴァンクマイエル作品集
ライフ・イズ・ビューティフル
最終絶叫計画
2001年版この映画はダメだあ!
「エド・ウッド」…駄目な映画だが、ティム・バートン監督の愛があふれておりやはり面白い。
バートン監督はその辺のツボを変に心得ている節があるように感じられる。この映画がつまらないのは、恐らく確信的にやってる。
「悪魔を憐れむ歌」…デンゼル・ワシントンが出てきて死ぬ映画。
人間に乗り移る悪魔と戦う黒人刑事の物語だが、サスペンスとしてもホラーとしても物足りない。驚くほどつまらない。
ティム・バートン監督を少しは見習って欲しいものだ。
いや意味はないですが。