Feb, 2002
如月二十六日 (火) やっぱり病気。
「千と千尋の神隠し」を改めて鑑賞。
何らかの陰謀によって、映画館内はジジイババアだらけだった。
映画に登場するジイさんやバアさんに感情移入しながら観ているんだろうと思った。
池袋とらのあなで、来月榎本俊二のサイン会が行われるらしい。
俺は榎本氏の大ファンだが、直接会って話したいと思うような種類のまんが家ではないので、これは別にいいや、と。
ただ、池袋とらのあな名物の階段を使った原画の展示には目を奪われた。
これが! これが「えの素」の原稿かー!
そしてこれが「映画でにぎりっ屁」の原稿なのかー!
と。
……「映画でにぎりっ屁」は今まで全く読んでいなかったのだが、その斜に構えた映画観が大変クール。
特に「ブルース・ウィリスは今回もウルウルしてました」のくだりに法悦を感じ、激しく体を震わせながら三回絶頂に達した。
その余韻に駆られて、池袋ジュンク堂にて川崎ゆきお「猟奇王」をまとめて購入。
「スーパーメトロイド」を練習した結果、クリアタイムは一時間三十一分まで縮んだ。
日本の誇るメロデス・バンドSHADOWのアルバムをようやくきちんと腰を据えて聴いたのだが、これは素晴らしい。
リズム隊、ギター隊、ともに完璧とは言いがたいが、逆にそれらが醸し出すB級な雰囲気が良い。
メロディが素晴らしいことは言うまでもなく。
DARK TRANQUILLITYが失速し、IN FLAMESがどんどんメジャーになっていく中で、再びこんなメロデスに巡り合えるとは思わなかった。
デスメタルの神様に感謝。
如月二十四日
(日) 「環七一発号」で決定。
報告が遅れたが、俺の新たな愛車・HONDA CB400 super
four(ver.s)は、「環七一発号」と命名された。
名付け親はとあるやんごとなきお方であるが、その名は故あって明かすことはできない。
そのお方の案では「環七イッパツ号」だったのだが、イッパツが片仮名だとつい「逆転!
イッパツマン」を思い出してしまうため、
漢字に変換させて頂いた。
如月十九日(六) しりーん
一週間分まとめて更新しておけば、明日から三日間合宿に出かけても大丈夫だろうという皮算用当世気質。
長野県でスキーしてきまーすよ。
少年ジャンプを久しぶりに立ち読み。
新連載「いちご100%」(だっけ?)がなかなか面白い。
少なくとも前作「りりむキッス」よりも俺を引きつけるものがある。
かといってそれはパンチラのことをいっているのではない、念のため。
あとは、桂正和のまんがみたいに主人公がウジウジ悩む袋小路に迷い込まないで居てくれることを願う。
初回のこの勢いが、どこまで持続するか。…真面目に期待しちゃってる俺がいる。やばい。
くそう、桃栗みかんのくせに生意気な。
油断していたら鈴木央「ライジングインパクト」が今回で最終回だった。
途中読んでいなかったので霧亜ねーちゃんとの仲がどうなったのか分からず輾転反側。
少年チャンピオンは「バキ」が変なことになってるのを除けばいつも通り。
先週のは「まさか、この後ろ姿はクライベイビー・サクラか?」とドキリとさせられたが単なるジャック・ハンマーだった。
ところで、連載開始当初は「ああっ女神様」とか「ラブひな」みたいな展開になるのではと心配したり
チャンピオンの行く末を考えて鬱になったりさせられた松山せいじ「エイケン」だが、今では唖も押サれぬオゲレツまんがとして
のさばっているようで、「ああ、やはりチャンピオンはどこまでいってもチャンピオンだなあ」と安心した。
「酢飯」は……新しい笑いを標榜しているが、要は若手のコント的な笑いなんだよね。
まっ、面白いのでどうだっていい。いまどきコンビニの店頭で俺を笑い死にさせようとするのは「酢飯」くらいのものだし。
他にコミックバンチも読んだが「ワイルドリーガー」が熱くていいねェ。
こういう男臭いのがたまらなく好きだッ好きよッダンガードA。
原哲男先生の「蒼天の拳」は毎週読めないのが唯一の泣き所。
代わりに「公権力横領取締官
虹野」を読み、一緒に二千万円を要求した。
池袋に出てCDを買ったので取り急ぎ報告を。
GRAVE DIGGER/HEAVYMETAL BREAKDOWN / RARE TRACKS
HEAVENS GATE/MENERGY
RUNNING WILD/BLACK HAND INN
DIZZY MIZZ LIZZY/DIZZY MIZZ LIZZY
GRAVE DIGGERは改めて聴くと心地よい、1stアルバムと初期シングル曲のカップリングCD。
衝撃的というのではないが、この若々しい破壊的衝動はいまのメタルバンドには滅多に見られないものだろう。
初心忘るるべからず。
それから、BRAINSTORMの新作「METUS
MORTIS」の日本盤が当然の如く出ていてショック。アイアンショック。
霧の中からブレインストーム。
日本盤ボーナストラック三曲収録という腹帯の宣伝文句に絶句。ンもう。おれ、輸入盤で買っちゃったのよ。
BRAINSTORMを買うといつもこうだ。
まだ二度目だけど。
如月十九日(五) モンティ・パイソン空飛ぶカーカス
朝から一日中アルバイト。
夜、帰りの電車でDARK/REVOLUTIONを聴く。
三年前の春に、友人から借りたCDをダビングしたMD。
この友人は、DARKというバンドがこの「REVOLUTION」というアルバムでそれまでの音楽性から豹変してしまったことを
大変嘆いていたのだが、俺は他のアルバムを知らずにこれだけ聴いたので、「はぁ、そんなもんなのか」という感想しか持たなかった。
で、それから思い出したように引っ張り出しては、このゴシックともデジタルともCOVENANTともつかぬ曲を聴いているのだが、
帰りの東武電鉄、人気の少ない車両で座ってぼんやりとこのアルバムを聴いていると、妙に心に沁みてきて…。
どのように沁みるのかというと、たとえば冬の明け方の池袋を独りで歩きながらblur/PARKLIFEを聴いていたときも
こんな感じだったのであることだなあ。
unrealで非常にfalseな世界観を呈しているアルバムだと感じる。
でも、上滑りせずに上質なメロディが絡みついてきて、unclearながら清潔感があって、精神的に疲れた頭に
非常に心地よい音楽だ。
「俺は、不誠実だぜ。そのことだけは、正直に言っておく」…みたいな。
分かりやすく例えるとPARADISE LOST的なBABYLON ZOOといったところか。
機械音も非常に滑らか。
これは、家で聴くよりも外を歩きながら(できれば冬に)聴きたいアルバムかもしれない。
俺が造りたいのはこういう音楽なのかもしれない。
分かりきったことだが、音楽は外を歩きながら聴くのと家のステレオに差し向かいでがっぷり四つで聴くのとでは、
精神に与える影響が大きく異なる…。
ただでさえ歩いているだけで多幸感を受容してしまうことの多い夢見がちな永遠の十四歳である俺なので、
歩きながらblurなんか聴いた日には、池袋がロンドンになってしまうこともしばしば起きるわけで、まあ、その、非常に危険だ。
たぶんサンシャイン60をビッグベンと勘違いして近くまで歩いていって、でもスコットランドヤードの皆さんがいる代わりに
ケーブックスとアニメイトに通う脂肪がちな永遠の十四歳達が視界に入ってしまってクロノス様助けて!!
グワーッハッハッハ、ブラックメェタァァール!
てなもんである。
それで思い出したが、「グワッハッハ」という笑い声が似合うロッカーなんて、世界広しといえどもクロノスくらいだと思うのだよ。
その一点だけを考えても、VENOMってすごいなあ、って……。
でもそれ以外の「すごい点」が、逆になかなか見つからなかったりして、みのるくんショボーン。
ティーチャーズ・ペット! ティーチャーズ・ペット!
「モルタル、たのむぞォ!」と、シューホフは壁ごしにどなった。
「いまやるぞォ!」と、パウロが叫んだ。
ソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの一日」(木村浩・訳)
如月十九日(四) スーパーメトロイド日和
任天堂不朽の名作「スーパーメトロイド」を一年ぶりにプレイ。
一周一時間五十三分という新記録を打ち立てて気持ち良く就寝。
「はじめてのおるすばん」というエロゲーをプレイ。
とりあえず勢いで二周終わらせたが、CGがまだ半分くらいしか埋まっていないのはどういうわけだ。
選択肢をしらみつぶしに全部選んで行けとでもいうのか? 四周五周とプレイしろと?
さすがにちょっとそれは面倒くさいなぁ。
しかし「登場人物は全て18歳以上です」というのが売り文句になっているのだから大したものだ。
たぶん、女の子二人の年齢合計が18歳なんだろう…というのが業界での通説である。
……業界て。
椎名誠「みるなの木」読了。
この人の小説は面白くて面白くて、どのくらい面白いかというと宮崎駿がパンダコパンダに撲殺されるのを
テレビの生中継で眺めるのと同じくらい面白い。(実況は畑正憲を希望。)
巻末解説にはJ・G・バラードを意識して云々とあったけど、俺の読んだ範囲で言えば、バラードの小説よりもよっぽど
主人公たちは活動的で頑健で、冒険小説の空気が濃厚で、そんなわけで俺はバラードよりも椎名誠の方が断然好きだ。
本の内容としては、「武装島田倉庫」と似たような世界で描かれる短編集。
たまに、普通の日本の生活を舞台とした短編も混じっている。
異世界をこれだけ闊達に描写できる椎名誠という男は本当に恐ろしい。
この人が本気でSF小説に手を染めたら、きっと日本のSF界がひっくりかえるんじゃないかと思う。
日本SFは普段読まないのでよく知らないがたぶんそうなると思う。
直進のネタは「魁!
男塾」にもあったなあと思ったり。
あのサーカスの話はたぶんブラッドベリを意識して書いてるんだよね?
如月十九日(三) Tuesdayはどう省略してもTsuにはならないだろ?
いま村上春樹の「ノルウェイの森」を読んでいる。
クソつまらなくてクソつまらなくて吐き気がしてくる。
発行されたのは1980年代なんだろうなあ。
どうにも文章から'80年代的なうさんくささというか金持ちくささが漂ってきていけねえや。
小説の舞台は1969年のはずなのに、全く1969年っぽくないのは、俺が知っている1969年は全て
The Beatlesやフィリップ・ディックやアシッドやデンデケデケデケを通して描かれたものだからかな?
この本が少数の熱狂的な支持者によって聖なる書と崇められているというのならともかく、これが
大ヒットの小説だというのだから日本の大衆もどうかしている。
こんな紙くずに金を払うぐらいならば、少しはディックやブラッドベリに金を使ってみてもいいのにねえ。
なにもみんなで同じ本を読まなくても。
……たぶんこの感覚が、読書の主流派と俺を分ける大きな原因となっているんだろうと思う。
しかし、「とりあえずみんなと同じ本を読む」のと「どうせ読むなら珍しい本を読んでやれ」というのと、どちらが
合理的かといえば、断然後者だと思うんだけどな……ま、人間は合理性のみでいきるものではないってことか。
と考えてちょっと悲しい気分になった。
この小説、いままで読んだ範囲では精神病院のくだりが一番気に入ったのだが、それにしたって嘘くさいというか。
やはり1969年特有のビンボー臭さ(こりゃ俺の固定観念なんだけども)がなくて、現実感がない。
たぶん1980年代にあって、この現実感のなさが逆に受けたのかもしれないけれども。
本当に分からない。
何故こんな小説が売れるのかが分からない。皆目見当もつかない。
S・R・ソムトウ「ヴァンパイア・ジャンクション」を読了。
アン・ライスのヴァンパイアものの低俗なパクリ(としか思えない)。
訳者は巻末の解説で「アン・ライスの「ヴァンパイア・レスタト」よりも先に出版された」点を強調しているが、
それじゃ「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」と「〜ジャンクション」ではどちらが先なんだ?
確認してないが、たぶんアン・ライスの作品の方が先だろう。
パクリとして考えるなら随分下手にパクったものだし、パクリでないなら本当にどうしようもないほど下手な小説家なんだな。ソムトウって。
'80年代に書かれた小説だが、訳出されたのは去年になってから。
'90年代半ばには既に訳出されて映画化もされていたアン・ライスの作品に比べ、数段下の作品だということであろう。
おまけにアン・ライスは扶桑社、ソムトウは創元社。……救い様がねぇ。
俺がこの作品をここまで嫌う理由は、'80年代に勃興した新たな宗教、「精神分析」が大々的に取り上げられているから…だと思う。
ユングとかフロイトとか言われてもわかんねぇよ!
ヴァンパイアの精神分析すんなよ!
散々引っ張っておいてあの結末かよ……嗚呼……。
翻訳についてはあまり文句はないが、一読した結果二ヶ所誤植が見つかった。
そんなんじゃ売れる本も売れないぜ、東京創元社。
ところで平野耕太の「ヘルシング」って映画化でもされるんですか?
なんだか大きな看板にヘルシングの広告が書かれていたので気になりましたよ。
でも、映画なのかOVAなのかそれとも別の何かなのか…つまるところヘルシングの何なのか分からなかったので、広告としては
失敗なんですけどもね、それはまた別の話。
如月十九日(二) 白銀の聖域
ゴーゴリ「狂人日記」を読んだ。
帝政ロシアの小物官吏が、かなわぬ恋に身を焦がし、ついに自分をスペインの王様だと思い始めるという
十九世紀的発狂患者の典型が拝める短編小説である。
これは面白い短編集だ、掛け値なしに。
いつも俺の書く文章はクソッタレだけども、そのクソの中にも何某かの真実は含まれているものである。
何故ならそのクソでさえ、ある文化を咀嚼し消化した結果に他ならないからである。
というわけで、「読書感想文に何を取り上げようか迷った時にはゴーゴリを読め」という伝説、大学生のあいだにはびこる伝説は、
間違いではないということを再び確認したのだった。
最初にこれを確認したのは「鼻・外套」の短編集を読んだとき。
煎じ詰めれば、けっきょくПетербург(ペテルブルク)だろうが東京だろうが、都市に住む人の心はそう変わるもんじゃないと
いうことを感じた、というところかな。たぶん。
文学的な視座を取り除いたところで、ゴーゴリにせよドストエフスキイにせよ、その作品を書いた時から150年は経っているのに
この異国でさえいまだに出版され続け読者がいる。
ということは、それはその作品に価値があるということを証明していると言って良いのではないか。
これから50年先に村上春樹が誰かに思い出されるような作家であるということはまず有り得ないと俺は思う。
ローホフはアクセルレバーをさらに強く取っ手に押しつけ、鋸をさっと右手に持ちかえると、かがみこんだブジュクのうなじに刃を突き立てた。リボン状のぎざぎざから暗い血がほとばしり、頭の部分はすり切れたハンチングとともに首から切り離され、茂みの中に落っこちた。ブジュクの足はひとりでに折れ曲がり、鋸は地面にめりこんだ。
ウラジーミル・ソローキン「競争」(亀山郁夫・訳)
如月十九日(一) さおりちゃんと読書。
ビジョルド「スピリット・リング」を読了。
おなじみマイルズものとは全く違った趣向の、中世イタリアを舞台としたファンタジー小説。
とはいえ結局いつものビジョルド節であり、まあまあの出来だったよ。
ビジョルドファンなら迷わず読め!
と断言できるさ。
俺は、マイルズ・シリーズの「身体障害者が健常者の弱肉強食の世界へ舌先三寸だけを武器に乗りこんで、
勝利を収める」という主題がとても好きでビジョルドを読んでいるので、「スピリット・リング」のような単純な
善悪の戦い(勧善懲悪)が主眼になっていると、ちょっとくどさを感じる。
最近更新回数が少ない。
それは俺がサボっているからに他ならない。
CD-Rを焼くためにパソコンをフル稼働していてネットにつなぐひまがない、というのも理由の一環だ。
では何故今回に限りこんなにたくさん文章が載っているのかというと、ちょっぴり鬱だからだ。
鬱々とした気分の時には、何かクソみたいなものを書く。書き殴る。書き散らす。
それが一番妥当な治療法のように思えるがそんなものを見せられている閲覧者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
の今日この頃。オマンコに決まってるだろうがこのバカヤロウ!!
コミティアで「あンたやっぱ特殊な性格だよ」という内容の事を言われたのを気にしているだなんて、そんな訳ありませんよ。
そんなこと、あるワケないでしょ、アハ、アハハハ。アハハ。
で、(一)から(六)までの文章を書くのに二時間も費やしてしまいました。
多少、やけくそです。
というか、単にクソなのですがね。
この部分に「ノルウェイの森」の文章を抜粋してやろうと思ったんだけど、
クソみたいな文章しか見つからなかったので、何も無し。
村上春樹なんて全部紙クズだ。
板橋実
如月十日 (日)
噂のtrash styleへリンクを追加。
この一週間俺はネットにつないでいなかったので、その間訪れなかったtrash
styleの日記を読むのも大変だ。
しかしまとめて読めるということは、それはそれで大きな喜びでもあるわけで。
改めて広告…02/17のコミティアに参加決定。
東京ビッグサイト東ホールF-37aにて、IRON THUMBの旧作と板橋実ソロアルバム、ドクドクロン作品集が販売される。
リチャード・バックマン「レギュレイターズ」。
小さな町の小さな通りに車が走ってきてショットガンを乱射するという物語である。
久しぶりにS・キングの本を読んだ。
読者諸賢もご存知の通り、リチャード・バックマンとはスティーヴン・キングの別の筆名。
この小説はキングの「デスペレーション」と対になっている作品なのだが、俺は「デスペレーション」の方が好きかな。
「デスペレーション」では、物語が人物達の行動によって淡々と進んでいった。
「レギュレイターズ」は、事件解決までの道筋に主人公たちがほとんど関係ないのが気に入らなかった。
登場人物に必然性(小説の中で果たす役割)がないのは、文学的にはあってもよいことなのかもしれないが、
キングの小説には似合わないことだと思う。
如月九日 (土)
更新回数が少なくて申し訳ない。
英知出版というところから「あまいぞ! 男吾」の愛蔵版が発売された。
全三巻刊行で、第一巻「小学生編」第二巻「中学生編」とそれぞれ7cmほどの厚さがある。(第三巻も今月中に発売)
せめてそれぞれ二分冊にしてくれれば読みやすいのに……。「アストロ球団」の愛蔵版だってこんなに分厚かないぞ。
ともかく、これで全国のオタクどもがウハウハ言っているのである。
かく言う俺もそのひとりである。ウハウハ。
奥田姫子もかなりウハウハだが円谷操もなかなかどうしてウハウハ。
愛蔵版で思い出すのが「包丁人味平」。
ビッグ錠&牛次郎の黄金コンビの織り成す料理まんがのハーモニーだが、味のハーモニーではなく
不味さのハーモニーであるという点がポイントであり、ハーマイオニー・グレンジャー。
俺が初めて読んだ料理まんがは「ザ・シェフ」と「ミスター味っ子」なのだが、これらのまんがの出てくる頃だと、すでに
「料理まんが」というジャンルが成立していたんだろうと憶測。
対する「味平」は、料理まんがというものが他になかった時代のものであろう。
そうでなければ生焼けの魚、麻薬オチの料理勝負、味の素を使うラーメン職人、などなどが平気で出てくるはずがない。
もし「違う流れにある作品なんだよー」などなど、情報・ご意見をお持ちの方は是非、掲示板にタレ込んでください。
原作者の家では
「アナタ、料理まんがの原作者として大活躍中ですのに、家ではまったく料理をなさらないのね」
「じゃ何かい、江戸川乱歩は小説を書くたびに人を殺してまわっていたとでも思うのかい」
…という会話が交わされていたに違いないぞ。
世間では BLIND GUARDIANの新作が出るというので右を左への大騒ぎだが、俺としてはVISION DIVINEの新作が
発売されているのにまだ買っていないので大変だわ、と大騒ぎなのである。
だってBLIND GUARDIANは誰でも買うけどVISION DIVINEは俺が買わなかったら誰も買わないんだもんな!!
Burrn!誌では新作について「前作のファンなら安心して買い」と書いてあったので安心して買う。
新作のタイトルは
Send me an angel、みなさんもよかったら買ってください。
WINTERLONGというバンドの1stアルバム(VALLEY OF THE
LOST)を、或る人から借りた。
たまにしかCDを買わないのに、買ってみれば大ハズレというのも一つの才能なのかと思ってみたり。
いや、貸してくれといったのは俺なので、貴方に全く罪はないんです。kさん。
如月四日 (月) とりあえず80km/hで走ってみました。
このページの文学コーナーを更新。
一時期別ページとして存在していた「Щ854」をここに持ってきただけの話なのだが。
前回の記事を見て、早速「Babylon666とは誰ぞ?」と質問のお便りが65535通ほど殺到したのだが、彼は大学の後輩である。
他に付け加えられることといえば…。
電車マニアなのに、電車を使わずにスタジオまで自転車に乗ってきた。なぜなら、彼は東武鉄道が嫌いだから。
…という様な人である。
本当はノルウェー人なのに間違って日本に生まれてしまった、とも言っていた。
ANOREXIA NERVOSA/NEW OBSCURANTIS ORDER
BRUJERIA/BRUJERIZMO
DIMMU BORGIR/PURITANICAL EUPHORIC MISANTHROPIA
DARKANE/INSANITY
SHADOW/SHADOW
の五枚を焼いてくれたりした。要するにアンチでクライストでブラックでメタルな人間である。
深夜に友人から電話がかかってきて、『「エロまんがを眺めたりティッシュペーパーを消費したり」(02/02分記事)では
誤解を招くではないか!』と抗議された。確かに誤解を招く表現だったと思う。
しかし、そんなことを問題にするよりも彼女でも作ってさっさと片付いてしまいなさいよ、というのが私からの返答/忠告だ。
こんなところに書くのもなんだが。
しかも言い過ぎっぽい。
先に謝っとく。
ごめんなさい。
旧年中の「買わなきゃ」脅迫症の主な原因であったMASTERMIND/THE WAY I GO、先月末に購入。
或るメタラーに強力プッシュされていたので洋楽の棚へ直行。
必死に探しまわって見つからず、もしやと思って邦楽の棚を見てみたらば平積みで発見たまごっち。カール・ゴッチ。
洋楽の棚においておくれよ、ポニーキャニオン洋楽部から出ているんだし、和田誠が解説を書いているのだし。
今更だがKAMELOT/KARMAの良さに開眼。
買ってから一ヶ月半が過ぎるまで何故この美しさに気付かなかったのかと首をひねることしきりである。
三作目SIEGE
PERILOUSに比べ、ロイ・S・カーンのボーカルと、KAMELOTの曲作りがついにかみ合ってきた印象。
ロイ・S・カーンの歌のセクシーさに悶え転げる快感を知るともう逃れられない。
がしかし、その後CONCEPTION/IN
YOUR MULTITUDEを聴いたらこっちの方がセクシーだし、ロイの声がピッタリくるなと。
CONCEPTIONの解散が本当に悔やまれる。
さきほどN坊S平太と二人でCONCEPTIONを聞きながら股間を押さえて悶え転げていたのだが、件のアルバム発表年が
1995となっているのを見て、
「そんなはずはない。一昨年くらいに出たアルバムのはずだ。間違っているのはビクターだ」
という結論に達した。と同時に、達した。
見つけなければ…俺と同じナンバーを持つ奴を
CONCEPTION/GRAVITY
如月二日(土)
書き忘れていたが、バイク屋には現金で支払をした。
証拠写真も撮った。
ところで今回商談をしたのは鶴巻町のKNOX(ノックス)というお店。
この店のおやじさんは、電話したときの反応などから判断するに、どうやら、
顧客を名前ではなく商談中のバイクの車種で区別・認識しているらしい。
HAMMERNATIONのレコーディング。
ゲストボーカリスト・Babylon666を招いての作業であった。
その間、遊びに来ていた別の友人は俺のエロまんがを眺めたり
ティッシュペーパーを消費したりしていた。
如月一日(金) 二輪がススムくん。
今回は東京都内一般道の話でありわからん人多数と思う、申し訳ないことに。
話の中心が板橋区高島平なのでそれを踏まえて読んでください。
所用で足立区西新井へ原付で。
電車で行くよりも三十分から四十五分ほど早いことが判明。
往復30km程度なので、ガソリン代を考えても電車賃より遥かに安い。
それで思い出したのが先々週原付で高円寺へ行ったときのことだが、こちらも電車より安くて早い。
つまりどちらも一旦山手線に出る必要がなく環七で一直線、というのが強みであることだ。
ビバ環七。原付フォーエバー。
そして週末にはついに400ccバイク入手であり、60km/hで走るときには白いバイクに乗った親切な制服の人に
見つからないように警戒する必要からついに解放されるのだ!
ただし一般道を80km/hで走りながら、白いバイクに乗った親切な制服の人に見つからないように警戒する必要は
生じるがこればかりは止むを得ないことである。
中山道にモービル石油がセルフスタンドを建てた。
さっき見たところレギュラー89円。
安い。が、セルフなのでそんなもんか。
しかしその手前にあった昭和シェル(フルサービス店)がレギュラー93円だったのでそちらへご来店。
セルフの隣りにあるとフルサービス店も安いー。
価格競争で消費者が得をする構造。
環七、中山道は好きな道路。
とくに環七は立体交差が多く設けてあり、信号に引っかからずに走れて楽しい。こういう点が暴走族にもウケているのか、と憶測。