Nov and Dec, 2003

 

 

師走二十六日 (金)

リチウムのひらりー氏とソード氏に、IRON THUMBの新曲のギターを弾いて頂いた。
ゲスト出演というわけ。
非常に豪華なバージョンに仕上がり、嬉しい限り。
ありがとうございました。

希代のエロまんが家、
加賀美ふみをの期待の新作「ドリームフィッター」が発売された。
エロいまんがが好きな人々は、ひとり二冊買うとよいと思った。

 

師走二十四日 (水)

パチスロマガジンに沖田龍二がまんがを描いてた。
むかしチャンピオンで「家族のオキテ」を描いていた人だ。

映画
「ジェヴォーダンの獣」を観た。
フランス映画だが、香港式の殺陣を取り入れたりしていて大変面白かった。
18世紀のフランスを舞台にした時代劇だが、ネイティヴアメリカンが出てきたりするのもいかす。
しかも、それが非常にかっこよくて大満足。

 

師走二十三日(火)

まだ年賀状ができていないのに、もう二十三日。
困ったもんだ。
十二月は忙しくていっぱいいっぱい。

 

師走十九日 (金)

十二月に出演する四つのライブすべてが終わり、ようやくゆっくりできると思ったら、もう年の瀬じゃないか。
目の玉飛び出るよ。
バイトから帰ってCATHEDRALを焼いたよ…。

音源リストを更新。

 

師走十四日(日)

忙しくしている間に、うっかり師走も半ばを迎えているのであった。
びっくりさ。
BATHORYでも聴きながら寝るか…。

 

師走二日 (火)

あと一ヶ月で、一年が過ぎてしまうわけで。
早いもんだ。
BATHORYでも聴くか…。

 

霜月二十五日 (火)

渋谷キノトにて、
IN BRAINのライブを見てきた。
テクニカルなギターとハイトーンボーカルの、強いて言うなら
ANNIHILATORタイプ。
今日がこのバンド初めてのライブということで、仕方ないかな。
ボーカリストがこの上なく怪しかったりとか、ボーカリストのMCが限りなくつまらなかったりとか。
それらは今後改善されるんだろう。
曲は、遅い目だがなかなかかっこよかった。
バッキングが、コード弾きばかりじゃなくて細かい単音リフだったりするのがよい。

小野不由美「屍鬼」を読み終えた。
最後まで読んだら、僧侶・室井の小説は、一応、屍鬼の置かれた立場を説明するものになっていたよ。
大した仕掛けじゃない割には、引っ張りすぎだと思うけど。
こういう感想は、すべて、俺がこの小説を好きではないから感じるだけで、世間一般ではこういうのが売れるんだろうと思うと憂鬱。
日本では全然人気のない
SAVATAGEが、欧州ではなかなかの人気バンドであるようなものか。

口直しに、スティーヴン・キングの「ザ・スタンド」を読み始めた。
(電車の中でハードカバーを広げる自分が少し誇らしい)
最初の百ページを読み終えたところだが、既に怖い。
やはり、ホラー小説はこうでなくては。
この小説、奇しくも伝染病の物語である。

近所の区立図書館には、キングの「クリスティーン」が下巻だけ置いてある。
「ザ・スタンド」は上巻だけだ。
そろえろよ。

 

霜月二十四日 (月)

誕生日を祝うのは、どこの風習なのかな。
日本では年齢は数え年であって、誕生日を祝う風習はなかったのではないか。
ロシア正教には、名前を付けるときにあやかった聖人の祝日にお祝いをする「名の日」があるけど。

ABADDON / I am legionを聴いた。
名前の通り、
VENOMのドラマー、アバドン氏のソロプロジェクトである。
でもアバドンはドラムを叩いておらず、プログラミングで鳴らしている模様。
一番分かりやすい例えは「VENOM + BABYLON ZOO」。

ありがちなテクノ系ブラックとも言い切れぬ、何か煮え切らない音楽性を有しており、それでも音楽的には整合性があって
なまじ聞けるもんだから、「究極の駄盤」と呼ぶわけにもいかず、そういう意味でもVENOM的ではない。
もっと攻撃的な音楽にするか、もっとメロディアスな音楽にすれば、きっと良くなったんではないかという印象。
現状だと、いまいち駄目だなあ…。

 

霜月二十一日 (金)

ファイナルファンタジー5の攻略サイトを見ていたら、武器の欄に「雨のむら雲」と書いてあったんだけど、
「あめ」って本当は「天」なのではないかしら。
なまじ漢字を使うから無学がバレるのよね。
とか言ってみたりして。


小説の面白い面白くないは、その人の好みによる。
俺がつまらないという小説は、大概世間的には評判がいいから、たぶん間違ってるのは俺なんだろう。
以下はその辺を踏まえてから読んでください。

小野不由美「屍鬼」を読んでいる。
文庫で全五巻のうち、四巻まで読み終え、いま五冊目の途中。
四巻まではとても退屈だったが、最終巻になってようやく面白くなってきた。
普段ホラー小説を読まない人なら、この緩慢な展開の四冊でも面白いと思うのかもしれないが、スティーヴン・キングや
D・R・クーンツ(※)やソールといったモダン・ホラーを読み慣れている俺としては、退屈極まりない展開だった。
もっと早く、吸血鬼と人間の争いになってもよかったのに。引っ張りすぎだよ。

そう。「屍鬼」は、吸血鬼と人間の争いの話である。
といっても、キングの「霧」と「ニードフル・シングス」に、アン・ライスの「夜明けのヴァンパイア」を足しただけの小説なんだけど。
…坂東眞砂子式の退屈さをふんだんに盛り込んであるとは言えるか。

(「霧」からは閉じられた狭い社会への恐怖の襲来を、「ニードフル・シングス」からは人間の悪意そのものを、
「夜明けのヴァンパイア」からは人ならぬ身となったヴァンパイアたちの内なる苦悩と生への渇望を、パクってきているわけだが、
キングほど物語に加速度がなく、アン・ライスほどヴァンパイアたちの苦悩は深くないし、美しくもない)

人物造形や舞台はよく作られていると思う。
だけど、それが生かされていない。
もっと醜い人間関係、地縁に縛られた恐ろしい精神的硬直、そうしたものをもっと盛り込んでくれなくては面白くない。
欧米式のヴァンパイア譚に対する回答としては、心もとない。任せておけない。
特に、僧侶の室井に関する部分は、もっと積極的に物語と関わりを持たせるべきだったと思う。
生きる人間たちに造反する僧侶、という人物にするなり、村の隠喩としての、または鏡像としての末路を辿る人物にするなりすれば
よかったのに、ただ悶々と悩みながら、その悩みも解決されぬまま死んでいくだけとは。惜しい。

ちなみに、この小説はキングの「呪われた町」へのオマージュとして書かれている。
肝心の「呪われた町」を未読なんだが、それというのも、これだけは近所の図書館に置いてなかったのだ。
少なくとも「屍鬼」よりは面白いのだろうなあ。
探して読んでみよう。
文庫になってないと思われる「ザ・スタンド」にもそろそろ挑戦しないと。

でも、ソムトウの
「ヴァンパイア・ジャンクション」よりは面白いな。
「屍鬼」は、まだ惜しいと思わせる要素がある。
もうちょっと分量を減らして各要素の配分を変えれば、俺好みの吸血鬼小説になったと思うんだけど。
そういう意味では「ヴァンパイア・ジャンクション」よりも質の高い小説か。
あれは愕然とするほどつまらなかった。
…ソムトウのことを考えると、下には下がいるんだな、と嘆息するわい。

そういや、
キング「ヘッド・ダウン」なんてのも読んだんだが、もう内容を忘れた。
野球の話だったと思う。
ここ数年のキングは恐怖小説を書いてもあんまり怖くないんだけど、それ以外の文章は結構面白かったりする。
で、「ヘッド・ダウン」は恐怖小説ではないんだが、それでもやっぱり面白くなかった。
つまらない原因は、きっと、これがキングの息子のリトルリーグでの試合を基にしている親馬鹿小説だからだろう。

最近のキングでは
「骨の袋」が面白かったなあ。
「トム・ゴードンに恋した少女」も、なかなかだったし。
両方とも、純粋な恐怖小説とは呼べなくて、普通小説と恐怖小説の中間に位置するものだと思うけど、
その混じり具合が絶妙で大変よかった。

※クーンツも小野不由美と同じくらい嫌いだけど、小説としては小野不由美よりも面白いと思う。

 

霜月十八日 (火)

16日のコミティアにご来場の皆様、ありがとうございました。
四十枚近くを配布させて頂きました。
MASTERPLANのシャツを着たお兄さんと、HELLOWEENの帽子をかぶったお兄さんにも無理やり配りました。

残尿感というよりは頻尿に悩まされがち。

The Beatles / The Beatles
The Beatles / Let It Be ... Naked

を購入。
双方は関連なく、別々の衝動に従って買ったが、気付いてみれば製作された順番が並んでいる。

前者は、いわゆる「ホワイトアルバム」。
アルバムとしてまとまりがないのが難点だが、好きな曲がたくさんあるので、俺にとっては重要なアルバムだ。
二枚組みなので分量が結構ある。
グランジ・オルタナ系のミュージシャンに影響を与えたとされる、あの破壊的な「Helter Skelter」ですら、今聞くとかなり
メロディアスでキャッチーな曲だ。
どこまでいっても、彼らはメロディメイカーだったんだなあ。

後者は、つい最近発売されたリミックス。
たぶん俺が最初に触れたビートルズのアルバムが「Let It Be」だと思うので、こうしてリミックスされて嬉しくもあり悲しくもあり。
まあ、生き残っているメンバーが「Naked」をほめてるんだから、きっといいものなんだろう。

昔のアルバムと曲順が違うので戸惑う。
といっても、さらに昔のファンならば「CDだと裏返す手間がなくてさびしい」と愚痴るところなんだろうな、と思い当たり気が遠くなる。
三十年以上かけて、どれだけたくさんの人に愛されてきたバンドなのだろう。

それと同時に、「The Beatlesには興味があるんですけど、楽しむというよりも勉強という風になりそうで」などという意見も
周囲から聞かれ、ちょっと寂しい。
確かに彼らは伝説のバンドだけど、べつに、そんなに構えて聴かなくたっていいのに、と俺は思うのだった。

「Maggie May」と「Dig It」が除かれて、「Don't Let Me Down」が収録されたのも、アルバム全体の完成度を高めたという意味では
もちろん成功なんだけど、あの雑然とした感じが薄れるのは、やはり寂しい。
あのバンドが、旧「Let It Be」をプロデュースしたフィル・スペクターと最終的に不仲になったのは知ってるし、
スペクターの仕事ぶりを否定するのも分かるんだけど、スペクターの作ったアルバムを正面から受け取って
聴きまくって愛してきた俺は、戸惑う。
「Yellow Submarine」のリミックスと違って、音が驚くほど派手になったというわけでもないし。
もちろん透明感は増しているけど。
良くも悪くも昨今のロックみたいな音だ。

むしろ、この素材を使ってあれだけのエコーの名作を作り上げたフィル・スペクターの手腕を尊敬し直すのが、
自宅録音マニアとしての筋なのかもしれない。
とか、またテキトーなこと書いてみたりして。

結局、好きで好きで仕方ないから、リミックスだろうが旧盤だろうがなんでもいいのかもしれない。俺は。

 

霜月十三日 (木)

「ピップお試し盤」が完成したので、改めて「新作情報」更新。
どうぞご覧ください。
歌詞のところも更新しました。

所用で、埼玉県は上福岡に出かけてきた。
連絡が良ければ、うちから一時間で着くという事実は、都民の友人たちにはあまり知られたくないところだ。

水曜から三日間、ホンダ学園でイベントの設営をした。
椅子や机を運ぶのは何の問題もないが、派遣側の社員と開催側の社員で言うことが違うのは勘弁してほしいと思った。

映画
「オリバー!」を観た。
最後の四十五分だけ。
名作と呼ばれるだけあって、きちんと作ってあるのが快い。
ここまで安心して観られる作品、最近少なくなったのではないか。
とはいえ、ここ二、三年はろくに映画を見ていないのだけど。
ともかく子役の歌が上手くて非常に楽しい映画だ。

アン・ライス「ザ・マミー」読了。
なめてんのか、と言いたくなるようないい加減な物語だ。
ミイラが蘇って現代を徘徊するのはまあよしとしよう。
でも、そのミイラがあまりに愚かなのには幻滅させられる。
復活した彼が、超然とした態度を持っていれば、確かにヴァンパイアの誰某とだぶってしまうのでよろしくないというのは分かるが、
それにしてもあまりにひどい。
アン・ライスの小説には当たり外れがあるようだ。


VANGUARDのライブを見てきた。
対バンは、MIGHTY WINGS、JACK DAISY、DOG MAG、SIEGFRIED。

MIGHTY WINGSは、いかにもアマバンといった趣の疾走メタル。
ドラマーがリーダーだったり、メンバーが見つからなくてビジュアルっぽい人の手を借りていたりと、
なぜかメロディックメタル界の最下層でよく見かける光景がここでも繰り広げられていた。
ボーカリストは、ハイトーンだけはとりあえず出るがコントロールできておらず、今後に期待したい。
ただし、ステージに腕時計をつけたまま出てきたうえ、服装がなんだか野暮ったかったので、それは強く拒否しておきたい今日この頃。
曲はありがちながらかっこいいので、がんばってほしいのよね。こういうバンド。

JACK DAISYは女性のバンドなので興味がない。
とはいえ、メンバーチェンジして演奏力が上がったように思える。
どこからあんなに叩ける女性ドラマーを見つけてくるんだろうな。
あのドラマーは、ツーバスのパートでも上体がほとんど動かないのがすごい。

DOG MAGは浜松のバンドだそうだ。
SKID ROWタイプのへヴィメタルを演奏していたが、あんまりいい曲でもなかった。
そしてMCが極めて寒かった。
たとえ曲が数倍良かったとしても、あのMCでは客は逃げるわな。

トリをつとめるSIEGFRIEDはサバスのカバー曲なんかをやるバンドだと聞いて、試しに見てみたが、ボーカルが女性だった。
即退出。
だってDIOもトニー・マーティンもオジーも女じゃないぜ。
女にBLACK SABBATHの曲が歌えるものか。
だまされた。

VANGUARDは期待通り、素晴らしい演奏を聞かせてくれた。
中心人物でもあるギタリストは、もっとギターおたくっぽいハイエンドな音で攻めてくるかと想像していたのだが、意外にも普通の音だった。
それは意識してそうしているのか、それとも根っからのロッカーで、サウンド面はそれほど重視していないのか、分からないけれども。
ベーシストも、また異常に上手かった。
フレットレス・ベースを上下左右に弾きこなす姿に、神がだぶって見えた。
最初はピックで弾いていたので気付かなかったけれども、ハイフレットでビブラートし始めたのでようやく分かった。
その時も、コーラスをはさんでいるのかとまず足元を見てしまったほど。
ギター一本ということもあり、当夜出演した他のバンドとは大違いの分離の良い音で、大変清々しかった。
VANGUARDは今後もライブを続けて、もっと有名になってほしいと思った。

ちなみにドラマーは、最近PAX IN TERRORを脱退した大将がヘルプで叩いている。
時々曲の構成を間違う。

 

霜月十一日 (火)

俺は、夢を見れば必ず悪夢である。
なんとかならんものか。

去る十月二十四日、
リチウムライブ。本八幡ルート14。
ベッカム登場、というのが今回の主題だった。
なかなか楽しかった。

十一月三日、名古屋から戻り、返す刀で
OUTBURSTレコ発観戦。渋谷キノト。
以前見たときに比べ、断然安定感が増していた。
DISCONFORMITYのライブも初めて見たが、速くて重くてかっこよかった。
純然たるデスメタル・バンドだ。

CDとTシャツをセットで購入、2980円。お買い得だ。
その後、「北の家族」にて徹夜で打ち上げ。
バンドには全く関係のない俺だが、なぜか打ち上げに参加していた。
朝までメタルトーク。

朝の渋谷駅前で痴女に遭遇。
パンストをはいていたがパンツを穿いていなかった。
しかも、「あたし、パンツはいてないのー」と見せてくれた。怖かった。渋谷は怖いところだ。
そして、それを見ていたジャージ姿の男が「怖いですね。新宿は怖いですね」。
ここは渋谷だ……ッッ。
キチガイ二連発。

OUTBURST / Flesholic Souls
日本の誇る肉欲スラッシュ・バンド、OUTBURSTの一枚目のアルバム。
インディーズならではの薄い音だが、これはこれで悪くない。
音の分離がよく、聞きやすい。
演奏にも、特に粗は見当たらないし。
一瞬音がバラけることはあるが、たいした問題ではない。
ライブを続けていれば、自然と治るだろう。
今後のさらなる飛躍と上達を窺わせるアルバムだと思う。


衛藤ヒロユキ「魔法陣グルグル」十六(最終)巻、小林王桂「やさぐれラバーズ」、月刊チャンピオン、犬丸「ひみつの恋人たち」
そして少し前だが
ドルフィンも購入。

衛藤ヒロユキの代表作「魔法陣グルグル」が完結した。
十六巻を読んだはいいが、十一から十五あたりを読んでないのよね。
レイド周辺やその他もろもろが解決して、十六巻に至ったのだろうと思っていたら、どうやらそうでもないらしい。
王子レイドは放りっぱなしらしい。
いいのかそんなことで。
絵柄も昔と違うから読みにくいし。
でも、ギャグはそれなりに面白かったので、俺としては文句をいう気はあんまりないのだった。

犬丸は、素敵に甘口なやおいまんが。
…こういうのは、最近ボーイズラブと呼ぶのかな。
よくわからんが、そういう単行本。
意外とエロい。

小林王桂は、エロさだけだと中途半端だが、なんだかラブい話が多かったのでとりあえず買ってみた。
表紙の絵は良くないが、中身はけっこう楽しめた。
これで抜けるかっつーと微妙だが…。

ドルフィンでは
くどうひさしが良い。
普通に使える。
他のまんがは、俺としては実用に供するわけにはいかない内容のものが多いが、濃くて大変面白い。
その他のエロまんが雑誌を軽く凌駕する濃さだと思う。

今月は、
山井坂太郎が珍しくまんがを描いていた。
この人のエロまんがを読むのは、初めてかもしれない。
パースの取り方等ところどころ妙な部分もあるが、その反面こだわりのある部分にはすこぶる執着を見せる作家だと思う。
なかなか面白かった。
ペンの線も太くてかっこいい。

 

霜月十日 (月)

リチウムの名古屋遠征の続き。

瑞獣(vo)氏のたっての希望により、
巫女茶屋へ。
その名の通り、巫女さんが給仕してくれる喫茶店だ。
入ってみると、割かし普通の店、普通のサービスだった。
商店街でビルの一階に入っている店舗だということもあり、そこまでマニアックなことはできないのだろうと思われる。
それが、先週末くらいで営業がいったん終わり、今度はもっとマニアックな場所に店舗を移して営業を再開するらしい。
どうなることやら。

次に、蕎麦屋さんできしめんを食した。
普通のうどんのように見えたが、きしめんを注文して出てきたものなので、たぶんあれはきしめんだったんだろう。
そこまでおいしいものではなかった。
きしめんは、名古屋駅の新幹線ホームで立ち食いするのが一番おいしいと思う。
あんまり高級感が漂っていると、俺は一歩引いてしまうよ。

それから
メイド喫茶へ。
これに行ったら、ライブハウスの入り時間をぶっちぎってしまうことはほぼ確実になるにも関わらず、瑞獣氏とひらりー氏はノリノリで
店に突入する。マジかよ。
普段はこういうことに絶対に金を落とさない俺も、名古屋だからまあいいか、と同行。
「おかえりなさいませ、ご主人様」のメイド(=店員)の挨拶に目尻を下げる瑞と平林(gt)を横目に、ソード(gt)さんと俺はむっつり
しめやかにソフトドリンクを飲む。
ちなみにお冷やにはレモンが入っていた。小細工しやがって。

巫女茶屋の立地条件は、客層がマニアックになることを許さなかったが、このメイド喫茶はオタクショップの二階に入っており、
客層は本物限定。
人類の限界に挑むかのような、気持ちの悪いご主人様(=お客様)が次々とご来場。
人間観察がすこぶる面白かったということは否定できないが。
瑞獣氏は、メイドを呼びつけるためのベルも購入していた。1500円。
すごい人だと思った(ここまでくると逆に)。

ライブをして、打ち上げに参加。
主催の某バンドと合同で。
で、そのバンドの人たちに、ウーロン茶に醤油やソースを混ぜたものを二杯飲まされた。
大変つらかった。
でも注目されていたので、ついつい面白く飲んでしまった。
逆に場を盛り上げてしまって後悔。
不思議なウーロン茶には酒も混じっていたらしく、クラクラきた。
そして、ついついひらりーにつらくあたってしまった。すまん。
おまけに、居酒屋の癖に二時で閉店だった「村さ来 藤ヶ丘店」。許せん。
二時に追い出されて、酒も回って非常に眠かったので、車(レンタカー。割り勘)に戻って六時半まで寝た。

バンドをやってお金をもらったのはこの日が生まれて初めてだったが、あんまり「音楽をやってお金をもらった」という気がしない。
(お金の件はオフレコでと言われたけど、ここに書くくらいは平気ですよね? どうせ関係者はほとんど読んでないので)


先月21・22日、
ミュージックサークルHEAVENのライブ。
渋谷キノトにて。
俺はBen Folds Five、AT THE GATES、The Crown、ANTHEMのバンドに出演。
個人的には、ANTHEMはもう一度やり直したい気分。
本番があまり良くなかった。
そりゃースタジオ練習のときから分かっていたことだけどさ。やっぱりさ

ライブの最後に、サークルの幹部交代式も行われた。
この儀式、内輪の行事なので、普段はお客さんには帰ってもらってから執り行うものなんだけど、なぜか今回はお客さんが
フロアーにいる状態で始まってしまった。
やっぱり段取り悪いなあ。
おまけに、二年生がほぼ全員幹部についてるし。
烏合の衆と呼ばれぬよう、せいぜいがんばってほしいものだ。
ともかく、いい雰囲気で次の代へ交代が終わった。

 

霜月九日 (日)

本日はドイツの壁が壊れた記念の日である。
VICTORYがそう歌っていたから、間違いあるまい。

久しぶりにパソコンを触った。
この一週間は忙しかったので。
次の一週間も忙しくなる見込みだけれども。

先日、
リチウムのライブをするために名古屋まで行った。
夜、東名高速道を通った。
俺は助手席に座り、一晩中メタルを流した。
行きも帰りもメタル漬けだった。
ペーパードライバーのため、運転はさせてもらえなかった。
メンバーを乗せる都合で、立川から鶴川へ走ったが、カーナビの設定がうまくいかず、なぜか再び立川へと戻ってきてしまって、大笑いした。

場所は、名古屋ミュージックファーム。
ライブはまあまあ成功したと思う。
リチウムの動員自体はそんなにでもなかったが、イベント全体としては大入りで、大変盛り上がっていた。


岡すんどめ「雌雛」購入。
四肢欠損の女の子ばかり出てくるのが大変良い。
絵柄やエロセンス等含めて考えると、手放しで好きと言えるほどではないが、とにかく四肢欠損モノということに意義があるため、
即座に購入の運びと相成った。
あくまでも資料的価値に重きをおいたものであって、決してこの本でどうこうしようたぁ全く考えておりませんぜ旦那。

 

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