April, 2004
卯月三十日 (金)
明日五月一日に引っ越します。
そのため、しばらくサイトの更新が出来ません。
悪しからずご了承くださいまし。
コミックレヴォリューションに行ってきた。
とてもエロかった。
映画「ブルースブラザーズ2000」をテレビで観た。
卯月二十八日(水)
改行なしの般若心経は、全文で532バイト。
モバイル広告の業界はいまだに泡沫経済の恩恵に与っている様子。
勤め先の社員は俺に飯をおごってくれたり会社の金で飲んだりしている。
栄養素を与えてくれるのは嬉しいが、放っておいてくれるともっと嬉しい。
卯月二十七日(火) 俺は捨てない。
地元の駅前で、子供が父親にこう言っていた。
「あたしね、肉食恐竜が好き。だってティラノサウルスがいるんだもん」
一般化するな。
今更だが「意味のヴァカンス」って本当に面白いなあ。
引越しの準備中。
本をたくさん古本屋に運び、カセットテープや紙のごみをどんどん出したのだが、一向に部屋が広くならない不思議。
そんだけモノがあふれかえっていたというわけか。
整理の達人とかモノの捨て方とか、そういった「生活術」がもてはやされてひさしい昨今だが、どうもついていけない。
だって自分オタクだから。
蒐集し眺めることがオタクの本懐であり、俺は捨てない。極力。
といっても、本当に必要ないクソメタルCDなんかは処分したけど。
心底クソであり、SYRISやMORGOTHがかわいくみえるほどのものばかりなので、ここに名前を挙げても誰も分からないだろうから割愛。
さて、ビジョルド「遺伝子の使命」。
マイルズ・シリーズの一作だが、今回はマイルズの出番はなし。
デンダリィ傭兵隊のクインと、惑星アトスの大使・アークハートが宇宙ステーションで大冒険だ。
面白かった。
SFというよりは冒険小説なのかもしれない。
グレッグ・イーガンを読んだ後だからそう思うだけかも。
「ワタシ、アトスからきたイーさんアルよ。ベータ植民惑星の遺伝子、品質がいいから高く売れるアルよ」
と、イーさんが言ったかどうかは知らない。
シリーズものの常として、作品が新しくなるほど冗長になってくるのだが、この作品は初期に書かれたものなので、すっきりしていて小気味良かった。
すっきりしすぎて食い足らねえ感じもするが、これで満足しておこう。
問:エロゲーのエロ場面の音楽は、ほとんどの場合がピアノかなんかでテキトーなコード分解フレーズみたいなことをやったものでお茶を濁しているわけだが、それはなぜか。
解:そこでRuca
Turilliが流れたら爆笑してしまってオナニーできないから。
昨今のエロゲーには声優がアテレコしてる作品も少なくないが、「……」と表記されてる箇所で「ふ」だか「う」だか発音している様に聞こえるゲームもまた少なくない。
中黒三個で三点リーダだ。
その間は黙ってろエロゲー声優どもめ。
若いから飛ぶ。
(カダッシュ)
卯月二十六日(月)
U.D.O. /
Thunderballを購入。
すげえかっこいい。
日本公演に行くことを決意した。
本日付の朝日新聞夕刊に「萌えって何だ?」という記事が載っていた。
天下の朝日新聞様だけに、とても気恥ずかしい内容の記事になることを予期して読んだのだが、存外無難にまとめてあり拍子抜け。
一都六県の三百人を対象に調査をしたところ、
・感情表現の「萌え」について知っていますか
聞いたことはあるが意味は分からない 35%
まったく知らない 29%
知っているが使ったことはない 19%
ネットの世界だけで使う 9%
普段の会話でも使う 6%
・この言葉は今後どうなると思いますか
やがて消える 50%
いずれ定着 24%
すでに定着 14%
なかなか面白い調査結果が出ていることだ。
世間様の認知度がここまで上がっていることに驚きを感じもした。
欲を言えば、職業や年齢別でも調査して欲しかったかな。
ビジョルド「遺伝子の使命」読了。
卯月二十四日 (土)
このサイトの「映画」を久しぶりに更新。
まずは2001年分から。
どうやら三年間放置してあったらしい。
津原泰水「少年トレチア」読了。
卯月二十二日 (木)
ずっとエロゲーの話だったので軌道修正。
この月曜日から働いている。
アルバイトだがフルタイマーだ。
業種はインターネット広告の代理店。
仕事は、受注の管理など。
ひがな一日ベッキーとエクセルを打っている。
グレッグ・イーガン「祈りの海」を読んだ。
なかなか面白い短編集。
ほとんどの短編の主人公が、悩んでばかりで実際的な行動に出ない男であり、それが頂けない。
俺は、この作家のアイディアで読ませる部分が好きだ。
作品でいうと「貸金庫」「ぼくになるために」「繭」など。
技術の解説をじっくり読まないと先へ進めない類の作品は、SFとしての出来は良いのだろうが、個人的には気に入らなかった。
卯月二十一日 (水)
「クロスチャンネル」を全クリ。
非常に面白かった。
素晴らしいエロゲーだ。
感想はおいおい書いてこうと思う。
卯月十九日 (月)
「クロスチャンネル」というエロゲーをやっているわけだが、これが面白くて参った。
ディックで言うと「死の迷路」であり、キングで言うと「ザ・スタンド」ではないかと思う次第。
グレッグ・イーガンだと「無限の暗殺者」であり、またはハーラン・エリスンの有名なアレ。
等々の作品にいわゆる「萌え要素」(またはケミカルエックス)とやらを加えるとこういう作品になるのでは、と深読みしてみた。
まだ予断を許す段階ではないが。
犬と少年。アハハンハン。
三周してみて大体そんなことを感じた。
…いや。エリスンは余計か。
いまんとこどのキャラも好きだ。
「青空」並みに面白いってことだなあ。ひさしぶりだ。
卯月十八日 (日)
SEVEN WITCHES /
EXILED TO INFINITY AND ONEを改めて聴いてみた。
ギターのことも、そこまで気にしなけりゃそんなに気にならない感じだ。
曲はまあまあ良い。
歌唱はロブ・ハルフォードに意識して似せている様子。
エロゲー「君が望む永遠」終了。
いちおう一通りの結末に辿り着いた。
ゲームとして出来がいいのは認めるけど、そんなに好きではない。
何より主人公に全く感情移入できない。
ところで、このゲームの信者の間ではすこぶる評判の悪い「穂村」だが、俺としてはそのくだりが一番面白かった。
好きと言うつもりはないが。
主人公に全然感情移入できない以上、その周囲の人物で楽しむしかないじゃあないか、俺としては。
穂村といえば「青空」の穂村悠夏の方がよっぽどいい、というのは論を待たぬことである。
主人公に対する感情移入、という面では「セックスフレンド」が良かった。
あの高校生男子は良い。
小説やまんがなら粗筋、CDなら大雑把な分類や構成員の経歴なんかをざっと紹介したりするが、エロゲーだとそんなこと紹介する気にもなれんな。
あまりに一般的な世界とかけ離れているので。
それはそれとして、たぶん、音楽・絵・文章の複合的娯楽という集合・拡散する媒体なので、簡略な説明が困難という点も災いしているのだろう。
おまけに、多くの場合結末が複数ある。
だから「純愛放尿アドベンチャー」なるジャンル名が誕生したりするわけである。
確かに、構成要素を拾っていけばそういうジャンル名になるのも決して間違いではないわけだが…。
そうじゃねえだろ(「盛夏の杜」)。
津原泰水「ペニス」を読み終えた。
読後感の悪さではディック以上のものを持つ小説。
読後感のみならず、衒学っぷり、浮遊感、どれをとっても当代髄一と断言できよう。
面白かったとは言わないけど、とにかくすごい小説。
「足して駄目なら引いてみな、ってな」
「駄目だろ」
卯月十六日 (金)
四月に入ってから心身につらいことばかり起きていたのだが、今日、まんがを読みながらヘヴィメタルを延々と聴いていたら、体調がとても良くなった。
基本に立ち返っておたく成分を摂取したのが功を奏した模様。
具体的には「Naruto」をまとめ読みしながらCATHARSISの垂れ流し。
「Naruto」はジャンプまんがの王道で非常によろしい。
強さの基準がはっきりしているので、「ワンピース」よりも好きだ。
もともと「ジョジョ」とか「男塾」といった奇術的な勝負、腕力だけじゃなくて機転も問われるような戦いが展開されるまんがが好きなので、「Naruto」が良い。
…奇術といっても、男爵ディーノのことではないぞ。
「シャーマンキング」とか「ワンピース」あたりは、どうもその辺がなおざりにされてるような気がしてならない。
むしろ俺にとっては「遊戯王」の方が読める。
カードゲームを戦いの舞台にしたのは色々問題あるけど、しかし、手の読み合いという要素も一応含まれているので許す。
一方で「聖闘士星矢」や「キン肉マン」なんかの根性一辺倒の作品も好きなんだけど、ここ数年でそういう作品は姿を消してしまった。
ひょっとすると「ワンピース」なんかはここに分類されるのかな。
何にせよ、尾田栄一郎の絵が好きじゃないからついていけないんだけど。
「北斗の拳」は別格。
色んな面で。
うまく説明できないけど。
さて何故そこでロシアの星CATHARSISなのか、と思われる向きもあろう(日本全国で三人くらいは)。
たしかに「Naruto」にはそぐわない面もあるけど、俺の気持ちが多少湿っぽい旋律を欲していたからCATHARSISでいいのだ。
特に、ネジとヒナタが勝負していたときに1stアルバムの最後の曲だったので、とても泣けた。
根暗さ(爽やかな外面の背後に隠れた根暗さ)が欲しい場合はSTRATOVARIUSになり、激しさが欲しい場合はRAGEで、重厚さが欲しい場合はBLIND GUARDIAN、と
使い分けるのが通。
全部メロディックメタルだけどな。
CDとまんががあれば、一生独身でも童貞でも構わん。
おたく暮らしはやめられん。
構わんというか、選択の余地は既にないという気も。
DESTRUCTIONのライブ映像を見た。
シュミーア(ba、vo)氏が弾いていたランディV型ベースが欲しくなった。
至極まっとうなピック弾きをしていて、安心した。
右手の小指をブリッジに固定する弾き方で、俺の弾き方も基本的にはこれに該当する。
俺の場合はピックの持ち方が多少おかしいのだが、シュミーア氏は教科書どおりの持ち方。
イアン・ヒルなんかもこの弾き方だ。
そういえば、JUDAS
PRIEST/PAINKILLERのビデオクリップも久方ぶりに見たが、イアン・ヒルはどこにいるのか全然分からん映像だった。
関係ないが、トム・アラヤもどの程度までベーシストとして世間に認識されているのか気になるところだ。
先週末は、ライブ三連戦。
金曜日、神楽坂ディメンジョンでHEAVENライブを観戦。
TERRORIZERバンドでブラストを堪能し、VADERでブラストを堪能し、レッチリバンドで後輩のスラップに嫉妬し、実力派のPANTERAバンドで存分に暴れた。
他にはTHE WiLDHEARTSバンドなんかがあったけど、これってもう「懐かしい」部類のバンドに入るんだな。
出てきたのがつい最近の様な気がするが…もう数年前だな。
土曜日、吉祥寺クレッシェンドでMASTERMINDとPAX IN TERROR。
MASTERMINDは新作の曲中心の演目。
ほとんど分からなかったけど楽しかった。
MASTERMINDの曲は、一回サビを聴けば二周目からは必ず一緒に歌えるから怖くない。
途中で、俺の好きなSAY YOUR PRAYERも聴けたし。
何よりリズム隊の安定感が半端じゃない。
さすがプロ。
ヘタな海外のバンドのほうがよっぽどヘタだぞ。うん。
PAX IN TERRORはメンバーが見つからないため、今回のライブを境にしばらくメンバーを探しながら音源製作をしたりするらしい。
以前ちょっと関わったことのある人間として、今後彼らがどこまで行けるか楽しみ。
さっさとメンバーを見つけて、早いとこライブ活動を再開して欲しいと勝手ながら思う。
日曜日は渋谷デセオでCaptorcrat。
このバンドのすごさかっこよさはライブを見ないと分からないので、轟音バンドが好きな方は是非一度見る事をおすすめする。
曲も歌詞も曲感のしゃべりも凝っている。
俺としては嫉妬するばかりである。
特にしゃべりの上手さに。
土曜日は吉祥寺から歩いて家まで帰ってみた。
200分かかった。
浮いた交通費を収入として計算すると、時給168円。
卯月九日(金)
エロゲー「セックスフレンド」を数周。
なかなか面白い。
CGを全部集めるのは大変そうだが…。
ゲーム中のカラオケボックスの名前が「ザップ・ガン」なのは卑怯だと思うの。
ディックじゃん。
エロゲーの文章を書いている人は、特撮とかSFとかそういう細かいネタを混ぜてくる人が多いなあ。
卯月八日(木)
Umezyさんの個人サイト、「うめぢページ」にリンクを張った。
ギターも歌もピアノも上手い素晴らしい方でござる。
Mong
Hangを脱退後、ソロ活動を開始。
先日ワンマンライブを開催。
また今後もサポートではあるけどライブ出演の予定があるので、是非皆さんにもUmezyさんのページを見ていただき興味を持ってそしてライブに足を運んでほしいものだ。
いやホント。
具体的には6/17、6/27なんかがライブだそうだ。
火蜥蜴にもリンクを追加。
ゲームや音楽について云々しているサイト。
日記も毎日更新しているぞ。
キリ番を踏んだ人が管理人にCGを贈呈するという恐ろしいしきたりがあるぞ。
以上二件、両方ともIRON THUMB PALACEのリンクの方ね。
それにしても、スタインバーガーを抱えているケイタイモ・ウジャビンビンさん(Mong
Hang)はかっこいいなあ。
ARTENSION / INTO
THE EYE OF THE STORM購入。
テクニシャン系のプロジェクト・バンドという触れこみだったので、今まで敬遠していた。
中古で安かったので、1stアルバムを買ってみた。
中身はそのまんまテクニシャン系のプロジェクト・バンドだった。
TOC(Throne Of Chaos)の新作、Loss Angelsをうまいこと入手。
メロデスから出発したバンドが現在ではメロディックメタルを演奏している。
でも、出自を知らなかったら、そのままメロディックメタルとして楽しめると思う。
フィンランド出身(だよね?)だけあって、STRATOVARIUSとかWARMENを思い起こさせる部分が多い。
あるいはSins of
omissionか。
疾走曲が占める割合がもう少し大きければ、言うことはないのだが。
速度よりもメロディを重視したアルバム。
大槍葦人が原画のエロゲー「白詰草話」を二周してみた。
画面の構成が非常にかっこいい。
まるでエロゲーではないかのようだ。
普通のゲームでなかなかここまで凝ったデザインの画面構成は作らないものだ。
演出も、既成のエロゲーの枠を飛び出そうとがんばった感があり、そういう面では好感が持てる。
ただし物語自体は「新世紀エヴァンゲリオン」を連想させるものが多くてちょっと好きになれなかった。
大槍葦人好きならとりあえずやっとけ、というゲーム。
とりあえず50%達成したのでこの辺で中断。
卯月五日(月)
広辞苑によると、
「ちゅうハイ 焼酎を炭酸水で割った飲みもの。」
となっているのだが、キリンチューハイ氷結にはウォッカが使われている。
酒を飲まない俺にはどうでもよい事だが。
テレビで放映されていたので、つい映画「ジュマンジ」を観てしまった。
目に記されていることが現実に起きるすごろくで遊んでしまった少年達の冒険を描いた映画。
俺の聞いていた評判ほど悪くはない映画だった。
少なくとも、悪い面は「コンゴ」の足元にも及ばない作品。
甘口のハッピーエンドも含め、典型的なハリウッド映画。
こんなにいい素材をこんなにつまらなく料理してしまった監督と脚本家には反省して頂きたいが、それでも俺の駄目映画の殿堂にはどうしても入れられない映画だと思うな。
ところで、ロビン・ウィリアムズの演じる頑固な愚か者って本当に魅力的だ。
TWISTED TOWER DIRE
/ CREST OF THE MARTYRS購入。
一昔前なヘヴィメタルを演奏している、アメリカのバンド。
アメリカではこういう音楽はアンダーグラウンドなんだろうな、と思っていたら、本人達もインタビューなどでそのように公言していた。
そういう人間達が「状況は、数年前に比べて好転している」と述べるけれど、毎年アメリカのバンドは「好転している」としか言わないのが気になるところ。
米国で売れる音楽ではなくて、俺の心に響く音楽を作ってくれれば問題ない。
このアルバムに関しては、まだ曲作りの面でイモ臭いところがあるわけだが、前作に比べれば非常に進歩している。
将来に大いに期待したい。
Gヒコロウ「みんなはどぅ?
ゾンビ」購入。
メガストアで「みんなはどぅ?」をやる前に某誌で連載していた日記まんがを集めたもの。らしい。
陽の目を見始めた頃はこんな感じだったのか、割と予想通りだな、と思う。
面白いことには変わりないが、現在よりはきれいにまとまっている感触。
あの壊れっぷり、異常なノリのよさが好きな俺は、多少物足りぬ。
SLIPKNOT / SLIPKNOT購入。
押しも押されぬ有名バンドの出世作にして代表作の1st。
重くて激しくてかっこいい。
問答無用さ。
メンバーが九人必要な音楽か? っていう疑問は残るけれども。
もう少し打楽器の目立つ部位を設けてくれれば言うことなかったんだけど、しかし、このままでも十分ヤバい。
砂「サイバーポルノ」購入。
もしこのまんがで真剣に自慰をしている人がいるとしたら、その人には気の毒だが、俺はともかくこの単行本をギャグまんがとしてとらえている。
最高のギャグまんがだ。
何かの性癖を突き詰め続ける作業は、傍観者にとっては笑いの種にしかならないのかも知れない。
それとも、作者の砂氏は、これをギャグとして描いているんだろうか。
その辺は不透明だが、ともかく大笑いしてしまったので購入。
全編、肛門性交の描写しかないのだが、この作品の偉大な部分はそこにとどまらないというか…。
無論それも重要な要素をなしているのだけれど…。
まあ、興味があったら書店で読んでみてくれ。
平野耕太「聖学電脳研究会」購入。
以前新声社から出ていた単行本の再発版。角川書店。
高校の電脳研究会(ゲーム部)を舞台にした作品。
平野耕太節が大音量で奏でられている小気味よいギャグまんがである。
ファミ通PSに連載されていたのに、ネタが「暴れん坊天狗」とか「いっき」で攻めてくるので、卑怯。
笑うしかないじゃないか。
今回の再発にあたり、加筆があるのだが、五十音順に連想されるファミコンゲームを平野耕太が思い出し、それに関して一言ずつコメントやギャグを飛ばすという
殴り書きがついているだけ。
ページ数にすると結構多いわけだが、そんなマニアックなネタの垂れ流し・殴り書きを誰が欲しがるのかというとそんなに数はいないだろう。
というわけで、新声社版を持っている人もそんなに損した気分にならないだろうし、新版を買った人は何となく得したような気分になるという、
素晴らしい平衡感覚の加筆部分である。
ファミコン世代の俺は面白く読んだわけだが。
TAD MOROSE / MODUS
VIVENDI購入。
俺の愛するTAD MOROSEの新作。
輸入版を買ったのだが、日本盤が出るらしい。
もう出たのかな。
彼らが日本発売されるのも久しぶりのことで、めでたいめでたい。
思えば遠くに来たものだ。
作風は前作と同じ路線。
一曲目が、もろRAINBOWの「バビロン」風味で迫る「Anubis」。
そもそもこのバンド、昔のアルバムでRAINBOWの「バビロンの城砦」をカバーしていたわけで。
まあ一曲目はそんな曲だが、全体としては暗い色調を帯びた正統派ヘヴィメタルであり、大好きだ。
NOCTURNAL RITESといいTAD
MOROSEといい、昔から追いかけているバンドが「期待を裏切らないバンド」として成長したことに、非常に大きな喜びを覚えるのであった。
田中ユタカ「しあわせエッチ」購入。
甘口エロまんがの大家、田中ユタカのひさしぶりのエロ単行本。
相変わらずの甘々描写で読者の脳内を桃色に染め上げる。
しばらく一般誌で仕事をしていたらしい。
童貞男子一同の夢を童貞男子一同にせっせと運ぶ(循環参照発生…)田中ユタカが一般誌で仕事するなど片腹痛いと思って、全然追っかけていなかったのだが、
再びエロに戻ってきたということはやはり一般誌では売れなかったのかな。
ともかく、彼がこちら側に戻ってきてくれて嬉しい。
田中ユタカが好きだということは、恐らくほりほねさいぞうやしのざき嶺を好きだというよりもきっと恥ずかしいことだが、まあ好きだから仕方ない(といっても、
さすがに単行本を全部持っているほどではない)。
一般まんがで言えば、津田雅美や萩尾モトのまんがが好きだと言うよりも犬上すくねや二宮ひかるが好きだとカムアウトするほうが困難なのと似ているか。
似てないか。
RUSH / Rush in Rio購入。
世界最強のスリーピースバンド、RUSHのライブ映像作品。DVD。
2003年のツアー、リオ公演を収録。
演奏はうまいし客はノリノリだし、素晴らしいライブアルバム。
まさに神。
観客がインスト曲「Yyz」を合唱する場面は圧巻。
ファンのひいき目は抜きにしても、ライブでこれだけミスなく演奏ができるというのはすごいと思う。
メンバーは全員還暦に近いんだろうけど、それでもステージ上でこの元気。
凄まじい芸術家集団がいたものだ。
死ぬまでに一度はライブを見たい。
上手に衣類乾燥機があって、グルグルと回していて、ライブの途中でパフォーマーが出てきて乾燥機から衣類を出していく場面があるのだが、どういう意味があるのだろうか。
アルバムを全部そろえれば、意味が分かるんだろうか。
他のアルバムを買って、その点を究明するのも楽しみだな。
後追いファンには後追いなりの楽しみ方があるというものだ。
RUSH / EXIT...
STAGE LEFT購入。
1981年のライブアルバム。
当然ながら選曲は当時あった曲からだけなんだが、端正な演奏等々は2003年のライブと何ら変わることはない。
この「変わらなさ」もすごいことであるなあ。
まさに神。
観客のノリは、リオのほうがすごいけれど。
Yyzは名曲だなあ。
むつきつとむ「第一〇七生徒会記録」購入。
本人が後書きで「再録本」と書いているけど、再販だよな。
版形が違うのかどうかまでは分からないけどさ。
可愛らしい巻末まんが六ページが今回加筆された部分らしい。
むつきつとむはしばらく買ってなかったけど、昔よりもうまくなってるので購入の運びに。
この人のペンネームが漢字だった頃からのファンとしては、こうして成長して売れっ子になっている姿を見るのは限りない喜びである。
別に俺が育てたわけじゃないのに偉そうだな。反省。
津原泰水「ペニス」購入。
自慰はするけど性交は不能で、チャイコススキイのマニアで元小説家志望で現在は公園管理人の五十代の男、が主人公の小説。
彼が、公園管理事務所に忽然と現れた少年の死体をどうこうするというのが物語の一応の骨子なのだが、そんなことどうでもよいくらい面白い。
まだ読んでる途中なのだが、ともかくこの管理人の一連の行動が面白くてしょうがない。
これもまた、読み終えてしまうのが残念な本。
「課長、この割り算、終わらないんですけど」
「それは循環小数だーっ」
卯月四日 (土) 白い巨塔(ぺくいきょとう)
回転ドアの事故で、各地で回転ドアの使用見合わせが相次いでいる様子。
これもまた、言葉狩りと同じく「臭いものにふた」の手法であり、本質の解決になっていない。
俺が言う本質の解決とは、「地方から東京へ観光に出てきた場合、親は子供の管理をしっかりする」ということである。
平日にサラリーマンが挟まれて死んだってんならまだ問題もあるけどさ。
子供がはしゃいだ挙句ドアにはさまれて死んだんなら、ドアの整備不良というよりは自分の責任ではないかと思い侍り。
じゃあ例えば、子供がボールを追っかけて車道に飛び出して轢死したら、この国の人間は車に乗るのをやめるんですか。
どうなんですか。
DARK / SEDUCTIONを購入。
ドイツ出身のゴシックメタルバンドである彼らの二作目。
この次の3rdアルバム「Revolution」は、大学に入ってすぐに知り合いから借りた思い出深いバンドなのである。
思い出のみならず、好きなバンドである。
今でもCD屋に行くと中古で探すのだが、なかなか見つからない。
MDでしか聴けないので、不便だ。
欲求不満にかられて、とりあえず二作目のこのCDを買ってみたわけだが、三作目の先進的な音像とはかけ離れている。
Seductionは、基本にとても忠実な古き良きゴシックメタルであった。
大学に入った頃というと、BABYLON WHORESの一作目をジャケ買いしてしまった頃でもある。
それと別のやつから借りたWARLORDのベスト。
南〜無〜。
SEVEN WITCHES /
EXILED TO INFINITY AND ONE購入。
SAVATAGEのギタリスト、ジャック・フロストの副業バンド。
正統派メタルという触れこみだったので買ってみたが、ジャック・フロストのリズム・ギターが下手くそで萎える。
正統派メタルなのにリフが下手なんて、許されることではない。
ギターのことばかりが気になって、曲の良し悪しにまで気が回らない。
とりあえず、その他の部分に関して印象は薄い。
スーパーファミコン版「ドラゴンクエストII」をクリア。
思い入れが深く、大変好きなゲーム。
上ボタン+Aボタン押しっぱなしにしたら、勝手に戦闘してレベルが上がる場所を見つけてしまい、今回の攻略はかなり手抜きだったことをここに激白す。
南無阿弥陀仏。
NOCTURNAL RITES /
NEW WORLD MESSIA購入。
我らがNOCTURNAL RITESの新作。
2ndの頃とは完全に別のバンドになってしまったが、たまたま俺の大好きな方向性であり非常に嬉しい。
このアルバムは、全体的に前作とほぼ同じ。
一曲目が三連符でない分、前作目よりも衝撃度が低いかも。
しかし、一度聞いたら二度目から一緒に歌えるガツンとくるサビのある曲ばかりなので、これはやはり大変良いアルバムだ。
このバンドのドラマー、オーヴェ・リンクヴァル氏は、これでもかとスネアでかっこいいフィルを多用してくるので、聞いているほうとしても気が抜けない。
この人は、スネアを聴いたらすぐに彼と分かるほどに個性が出ているように感じる。
PANTERA / VULGAR
DISPLAY OF POWER購入。
いわゆる「俗悪」である。
俺がはじめてPANTERAを聞いたのもこのアルバムの頃だ。
ラジオでしか聞いてなかったけど。
WALKのリフはしつこく真似した。
真似した回数でいうとMad Cupcel Marketsの「神歌」と同じくらいだ。
ともかく、古なじみに再会したような感覚で楽しく聴いている。
昔は、ヘヴィなバンドだと思ってただけで、それこそデスメタルとの区別もついていなかったけど、今なら分かる。
こいつら四人とも、めちゃくちゃ高い演奏技術の持ち主じゃないか。
桑田乃梨子「ラッキー!」購入。
無表情で高校生でアパートの管理人な主人公が、年上の女性の強引な誘惑に徐々に気を許していく少女まんが。
桑田氏の独壇場というか、独自の境地に達しているまんがで、大変面白い。
ただ、二話しかないってのはどういうことだ。
もっと読ませろ。
「真夜中猫王子」の続きが載っているのが嬉しいが、中途半端でどってことない扱いなのでもどかしいことこの上ない。
むしろスミちゃんのその後を知りたい。
それと、本の中に入って冒険してしまういい加減な短編があって、桑田風味が大変強く効いていて大変面白いのだが、さすがに三銃士は強引だと思った。
面白いけど。
三月末。
大学を卒業してしまった。
この五年間、何かを成し遂げたようでもあり、何も成し遂げなかったようでもあり。
部室とか人間とか、色々失ったことは深く記憶に刻み込まれているけれども。
人間は、ひどいことの方が良かったことよりもよく覚えていたりするものかも、と思う。
ロバート・A・ハインライン「月は無慈悲な夜の女王」読了。
イエーイ、エスエフ。エスエフ。
この三月に発病したるは「SF読みたい病」。
SFを読まぬといても立ってもいられなくなるという、その名に恥じぬ病気である。
重症になると電車賃を払って神保町や池袋まで書籍あさりをしに行ってしまうほどの難病である。
また十代のうちに発病すると、「わたしはSF小説家を目指す」などと致命的な言葉を発するようになる。
残念ながら、人類史上、根治の例はない。
死に至らないだけ性質が悪い。
俺の場合は軽症なので、近所のブックオフや近所の書店を巡った程度だった。
しかしSFって読もうと思うと本当に見つからないのな。
びっくりしちゃったよラファティおじさん。
そんなわけでとりあえず、基本中の基本であるハインラインを買ったわけだが、これはかなり面白かった。
地球の圧政に苦しむ月世界人が、地球からの独立を掲げて革命を起こす物語。
何にせよハインラインなら外れはないのだろうけど。
こういう名作を読まずにディックにばかり血道を上げるのは、良くないことだなあ、と素直に反省できる小説だった。
ハインラインはかっこいい。
花見日和の卯月三日土曜日、引越しのアルバイトをしてきた。
東京駅前の新丸之内ビル内事務所移転作業。
ゆるくもなくつらくもない仕事だった。
ただ、物流系の人々は常に力に満ち溢れ、荒々しいので、多少ついていけない面があるのは否めない。
今日の現場は面白かったけど。
ただ、まあ、よっぽど切羽詰らない限り、引越しのバイトを再びすることはないだろうな。
P・K・ディック「あなたをつくります」読了。
SF読書祭第二弾。
リンカーン大統領型のシミュラクラ(人造人間)開発を巡り、様々な人間が暗躍し、…みたいなことが粗筋として紹介されているが、真っ赤な嘘。
本当は、躁鬱気質の男が分裂病の元患者に恋をして、破滅するっちゅう物語である。
シミュラクラも、もちろん自己同一性に対する疑問として役に立ってるわけだが(ディックだけに)、それはともかく、ディック好きにはおなじみの筋立てだわな。
そんなディックの小説の主人公達が大好きだ。
おおひなたごう「フェイスガード虜」三巻を購入。
笑いの神様おおひなたごうが、またしてもやってくれてるまんが。
最高やで。
「おやつ」のときのパワホラのネタでまだ引っ張ってるところが良い。
虜の級友だけだと成り立たないから、そこにきちんと新キャラの他校生を出してくるあたりはさすが。
それはそうと今週の「知恵の輪」の回も非常に面白かった。
毎週毎週、題が必ず内容のどこかにひっかかってるのだけど、今回のはどこがししゃもなのか、いまだに分からない。
そんなわけで、すでに次の単行本が出るのが待ち遠しくてしょうがないのだ。
久しぶりにチャンピオンを読んだのだが、知らないうちに始まっていた「子供学級」がなかなか面白い。
今井智文みたいなニオイがするのは否めないが面白い。
知らない間に「酢飯疑獄」が終わっている様子であり、衝撃。
わんぱく「あくまこあくま」購入。
商業誌の仕事を全然してないのにどうして単行本が出てるんだろう、と脳裏によぎる悪い予感を無意識に打ち消しながらもとりあえずレジへ。
…やはり同人誌の再録か。
でもそんなこと問題にならないくらいわんぱくファンである俺は、未発表ラフカットもたくさん入ってるしということで納得した。
それ以来頻繁に勃起している。
バンド関係の友人が、じつはエロゲーのkanonが大好きだということを聞いて、それからというものちょくちょくその友人をいじっておる。
ところであのゲーム、幼馴染の母親とf*ckする結末は用意されていないのだが、そういう筋書きが用意されていたら、ゲームとしてきっともっと
完成された形になっていたのではないか。
その代わり、今ほど熱狂的な信者を多数生み出すゲームにもならなかっただろうけど。
俺は、主人公とどうにかならないから「さゆり」というキャラが好きで、加えて、歯磨きすら手で持てなくなった「真琴」に主人公が歯磨きをしてやる場面が淫靡に
思えて、しきりに勃起したさ。
俺も犬を飼いたい。
…たぶんkanonが好きな人って、あのゲームをこういう風にとらえてない。
あの歪んだ人物像(樋上)を見ているとダウン症の人間を思い出す。
どちらの一族も、一様に似たような歪みを抱えているゆえ。
まあ絵柄の好みは人それぞれなのであって別にアレが好きな人を否定する気はこれっぽっちもないわけだが。
そういうアレコレは置いとき、犬は飼いたい。
飼育して愛玩したいのだよ。
大人になったら実現させよう。
ってもう大人の年齢だけどな。でも定職ないしな。
「虎よ、虎よ」の主人公のガリー・フォイルという名前は、ひょっとすると「銃夢」(木城ゆきと)の主人公ガリィの名前の元ネタなんだろうか。
小説の方のタイトルは、ウィリアム・ブレイクの詩からとっているはず。
で、ガリー・フォイルはどうしたかというと。
まだ二階に住んでいるのです。
パメラ・サージェント「エイリアン・チャイルド」読了。
早川書房から出版されたSF作品だが、天下のハヤカワ文庫にも外れはあるということ。
というか結構多いけどな。
SFは、作品によって好き嫌いの分かれるところも多々あるし。
この小説の主題は「人間が絶滅した地球で、異性人の手によって人間が復活される」ということなのだが、それなら既に手塚治虫が「空気の底」で書いてるよ、
と思ってしまって、もうその瞬間からこの小説には感情移入ができなかった。
養育係の異性人が猫人間で、かわいい挿絵入りの本なので、エロパロ本など出すにはもってこいだろう。
…エロパロ?
そうか、これはティプトリー・ジュニアの次を狙った、早川書房の商品展開だったんだ。
大失敗してるけど。
ティプトリー女史には是非しっぽりとたったひとつの冴えたヤリ方ってのを教えて頂きたいものですハァハァ。
ムアコックの「雄羊と樫」が手に入った。
中古本も扱うようになったネット書店経由。
便利な時代になったものじゃのう。
しかしまあ、ファンタジーブームというわりにエルリック・サーガも復刊しないのでは、ブームといっても多寡が知れたもんだな。ちっ。
師走某日(某)
通販生活が、「非戦」Tシャツを一枚四千八百円で売っている。
広告に出ているのは坂本龍一。
クリーム色のシャツに白い文字で「Fight with words,
not with weapons, is true courage」(武器
ではなく言葉での戦いが真の勇気である)と英文が書いてある。
非戦を商売にするのも、広告に坂本龍一が出ているのも、クリーム色の地に白い文字を書くのも、反戦のお題目が英語なのも、すべてが気に入らないのだが、
みなさんはどう思われるだろうか。
戦争に反対するための服を着たいのならば、普段の自分の服にペンキで「反戦」とか「戦争反対」とか書けば済むと思うのだが。
もはや戦争反対すらもファッションの一部なのかと思うとげんなりする。
韓国人に韓国語で話しかけられた。
床屋に行った日の午後。
言われてみれば、たしかに短髪のときの俺は大陸系の顔立ちをしているかもしれない。
創か学会系の雑誌の広告に、「二大政党制の問題点、云々」という見出しがあった。
二大政党だけがのさばるようになれば、そりゃ創カ学会=公明党は困るんだろうなあ。
社民党は社民党で、「土曜日は正曜日と呼ぶべきだ」などとすっとんきょうなことを言い出しているらしい。
政治家は全員頭がおかしいのかな。
それならば政治と宗教を同時にやってる公明党なんかは、それはもう大変なことになっているに違いない。
京極夏彦の「姑獲鳥(うぶめ)の夏」を読んだ。
まあまあ面白かったと思う。
好きな部分と感心した部分が別々にある。
昭和二十年代を舞台に選んだところや、登場人物が少し古い言葉で話すところが好きだ。
推理小説はジャンルとしてそもそも発展の可能性が低いわけだが、京極夏彦はそこに新しい作風で乗り込んできた。
そこがすごいと思う点。
一月某日
伊勢うどんは、地元伊勢の人間には名物として認められていない。
ちなみに、下記はその伊勢うどんのお持ち帰り用パックの注意書き。
約三分間ゆでてください。尚、この間めんをハシでかきまぜないでください。
(めんが切れる恐れがあります)
ハシでかき回す程度で切れる麺を使いやがって、とこちらがキレる勢い。
二月某日
ミュージックサークルHEAVENの合宿に行ってきた。
福島県二本松市、この世の楽園イノセントエイジ。
今回は、RAMMSTEINのボーカル、チェッカーズのコーラス、Cathedralのベース、ATTACKのベースの四バンドをやった。
でも、チェッカーズはそもそも歌うところが少ないうえに最後の練習に一回顔を出しただけで本番に臨むといういい加減極まりない参加。
実質的には三バンドの出演と数えるのが正しい。
チェッカーズは、演奏の皆さんの水準が高かったので、俺が歌で参加するのもためらわれるほどだった。
一緒にやれて楽しかった。
ATTACKのベースが一番楽しかったのは言うまでもないことだけど。
ドラムを叩いてくれたK氏は、こういう類の音楽をとてもジャストで極めてタイトに演奏する奴なので、ギタリスト人が浮つきがちだったこのバンドのボトム
をきっちり締めることができて非常に良かった。
ツォウカスも納得の人選だ。
セットリストは以下の通り。
1. In the gloom
2. Fighter
3. Wonderland
リードギタリストが一曲ごとに替わるという趣向を盛り込んでみた。
最強の技巧派・焼酎院氏(リチウムやOUTBURSTのヘルプドラム、IRON
THUMBのヘルプギターとして有名)、Captorcratのカメロヲ氏、
そしてOutburstの総大将、我らが魔茶氏がギター弾きまくり。
フォーメーション組んでギター振りまくり。
ATTACKのピュアメタルぶりを、遺憾なく発揮した一夜だった。
二月某日
いじけっ子マンガ集団の冬合宿に参加してきた。
長野県の野沢。
一昨年訪れた戸狩の向かい側。
俺はコミティアでCDを販売する都合で一日遅れで参加。
日曜日の夜、代々木公園に集合・出発。
ちょうど当夜は雨にたたられ、バスに乗るまで三十分弱を雨に打たれながら待つ羽目になる。
バス会社の奴らの不手際を見て、ふつふつと沸く殴りたい気持ち。
到着の朝は、他の乗客を降車させる場所を誤ったとかで竜王近辺を行ったり来たり。
これはむしろ、間違って降りた乗客が悪いので怒る気にもならない。
とりあえず着くまで再び眠る。
着いてみると雪。
とりあえず温泉に浸かってから、どうするか考える。
結局昼前から滑りに行き、夕方まで存分に滑走。
こんな天候で滑ることは想定していなかったので、顔はむき出し。
雪が顔にビシビシ当たり、痛かった。
翌日は、一日遅れで到着した俺だけリフト券が余っていたので、午前中はスキー。
一人で黙々とすべる。
上級者コースをボーゲンで降りてくるところを他の団員に見られなくて本当に良かった。
みんなで蕎麦を食って温泉に入っておやきを食べて、お土産には温泉饅頭を買って帰京。
後輩たちが部屋でプレステとかやって遊ぶのを尻目に、あくせく滑って入湯して元を取った。
取ってやった。
一月十七日(土)
池袋手刀(チョップ)でリチウムのライブをした。
大学の友達が見に来てくれて、嬉しかった。
ステージについては、いつも通りな感じ。
対バンのCaccincaというのが良かった。
バイオリンとボーカルの二人組。
ピアノをCDか何かで再生して、それに合わせて演奏する。
客が、頭のおかしい(としか思えない)店のスタッフにつかみかかられて、階段を一緒に落ちてきたところを見た時には何事かと思ったけれども。
池袋手刀は怖い店だ。
二月十四日(土)
月曜日、IRON THUMBの新作「ピップ牢屋番」をCDプレス屋に持参。
プレスの手はずは整った。
そして、ブックレットのほうも無事に本日入稿。
多くの方にカットを描いて頂いたため、豪華なブックレットになる。
とくに、かかし朝浩先生による表ジャケットは必見。
ジャケットで騙してお客さんに買わせることも、可能じゃろうの。
今回のCDは、ブックレットに歌詞が完全掲載されている。
なぜいままでそうしてなかったのかと不思議に思ったりする。
また、あの人による解説書も付いていて非常にお買い得だ。
初売りは、二月二十二日(日)のコミティア、N-18aにて。
その後はライブ会場等で販売します。
ディスクユニオンに委託販売することも検討中。