端緒 事の始まり |
初日 台北の夜で食いまくり |
二日目(壱) 台北観光 |
二日目(弐) 台北の夜再び食いまくり |
三日目 帰国の朝 |
山水閣大飯店 泊まったホテルについて |
予算 使った金額について |
交通 市内交通について |
お粥街 | |
朝六時半起床。一号、二号、五号の三人で「お粥街」へ。あとの二人は寝ていた。 ホテルから地下鉄に乗り、通勤客にまぎれて三、四十分で到着。朝の七時でも押し合いへし合いになっていなかったので、日本に比べれば通勤ラッシュは大したことないんだろうと思う。 ここがお粥街か! ……別に、町中にお粥の屋台が出ていたりせず、他と区別のつかない朝の街だった。 通勤・通学の皆さんを尻目に飯屋を探す三人。バス停で待ち合わせしている二人(カップル?)を見て、微笑む。「あんなに若いうちから男女交際とは許せん!」「そうだ! 死ねばいい!」「そして死ぬ前に一発やらせろ!」等とは一言も言ってません。 ガイドブックを読んで当初の目当てにしていた店には「豆漿」(豆乳とか軽食とか)と「清粥」(粥とか食事)の部門があって、朝は「豆漿」しか開いていなかった。それはちょっとナニだな、ということで適当に別の店へ。 入った店では、魯肉飯(豚そぼろかけご飯)、水晶餃、猪皮(豚の皮をゆでたもの?)、赤肉湯(豚肉入りスープ)、蒜泥白肉(ゆで豚のニンニクだれ)、大腸(ゆでモツ?)などを食べた。あっさり味で、パクチーが乗っている料理が多かった。これこそ台湾料理、……かな? 屋台料理は濃い味のものばかりだったので、こちらの味付けは新鮮だった。 水晶餃は、単なる餃子かと思ったがちょっと違った。くにくにした皮が。肉が入っているのかと思ったが感知できなかった。「水」と「乾」があったが、違いはスープに入っている/入っていないということだけだった。 一番気に入ったのは魯肉飯。これに豆板醤を混ぜて食べると、辛くて大変おいしい。 バスの集合時間に間に合わないかも、と大急ぎで食べ終えて駅へ。 しかし台湾、食べたいものがどんどん出てくるなあ。食べても食べても終わりゃしない。 |
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料理の一例 | |
魯肉飯 |
赤肉湯 |
山水閣大飯店 | |
ぴったりの時間にホテルに戻れた。さっき目を覚ましたばかりという三号と四号と合流、朝九時半集合、バスに乗って空港へ。走り始めたとたんに雨がぱらぱらと。それまでずっと降らずにいてくれたのはまさに僥倖。どうやら一号氏が晴れ男らしいぞ。四号の朝食はマクドナルド。 居眠りから目を覚ましてみると、高速道路が渋滞。事故があったらしい。事故現場ではトレーラーがくの字になっていたので、明らかに急ブレーキが原因の事故。割り込みをかけられて、トレーラーの運転手が慌てたか。 ちょっと遅れただけで無事に空港到着。 |
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空港 | |
搭乗手続きを待つ間に、三号が空港のカフェで朝食。せっかくだからと、戯れに四人で囲んでそれを見物した。 四号が「ファンタのラクティックてのがあるんで買います」と言って自動販売機へ。一度目は違う味のファンタが一本、二度目はファンタ・ラクティックが三本落ちてきたという。当たり付きの機械でもなかったのに……。レインボー筐体疑惑。「ラクティック」は俺にも一本回ってきたよ。 西瓜牛乳もファンタ・ラクティックも牛乳がらみの商品だけど、台湾人はそんなに牛乳が好きなのか。 ※ 帰宅してから飲んだが、「アンバサ」みたいな味だった。予想通り。そして写真を撮らずに缶をうっかり捨ててしまったことを、いま後悔している。 搭乗が時間通りに開始されない。遅いねーと言いながら待っていると、どこかのおじさんが消火設備の扉を倒し、ドリフのコント的大きな物音。待合室でイラつく日本国民が一斉にそちらを見る。おじさん、気まずかったろうね。三号はドリフのコントを真似ながらひとり大笑いしていたが。 |
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帰りの機内〜成田空港 | |
けっきょく、一時間遅れて離陸。 午後二時半、機内食出現。フライトが予定通りに始まっていれば、まっとうなお昼の時間だったのに。 アメリカの軍隊もの映画「Jarhead」をちょっと観る。英語の「Fuck!」は中国語で「幹!」か。なるほどねえ。うたた寝してる間に着陸。予定より一時間程度の遅延。 三号が、帰りの新幹線の時間ギリギリだというので、帰りは皆で京成スカイライナー。停車すくなーい。はやーい。楽ちーん。成田空港へのアクセルに関しては、JRは京成に勝ち目ないや。 上野で三号と分かれた後、四人でメシ食って解散。お疲れ様でした! |
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総括 | |
死ぬほど楽しかった。振り返ってみると、これがたった三日間で起きた出来事とはとうてい信じられない。仲良しグループでの旅行にとって、五人という人数は素晴らしくバランスのとれた人数だったのではないか。 安くておいしい食事が大変良かった。これだけで、台湾を選んで良かったと思える。 それから、台湾は街の雰囲気が昭和の日本に似てるという点で一致を見た。二十年遅れてるという意味じゃなくて、昭和がそのまま今になった感じ。確かに外国で、確かに現代なんだけど、どことなく懐かしい様な気がした。 日本では時々どこそこには美人が多い、というようなこと(例えば秋田県とか)を言うが、台湾では特にそんなこともなかった。美男美女の人数構成比は日本と大差ないのだろうと思う。白人や黒人は、たぶん日本よりも少ない。 老人が敬われているかどうか、はあまり確認できなかった。 別件だが、俺が「あのコ、かわいいよね」と言ったら他の四人全員から否定されたのはショックだった。俺の好みを排除して一般的基準に照らした上で判断したつもりだったのに。逆に、他の四人がかわいいって言った女の子があんまりかわいく見えなかったりもしたしな! 俺の目の解像度はやっぱりどこかおかしいな! Hahahahaha! ドーナツ食うか? |