端緒
事の始まり
初日
台北の夜で食いまくり
二日目(壱)
台北観光
二日目(弐)
台北の夜再び食いまくり
三日目
帰国の朝
  山水閣大飯店
泊まったホテルについて
予算
使った金額について
交通
市内交通について
 

 

 原付が多い。空気が悪い。車と原付優先の社会である。
 いちばんでかい顔をしているのは原付。ていうかスクーター。日本人が中国(本土)の朝を空想するとき真っ先に出てくるのは自転車が大挙して押し寄せてくる場面だと思うのだが、あれをスクーターに置き換えれば台湾の朝の風景に近いものにると言ってよいだろう。自動車も走ってるけど。カブも多少混じってる。
 排気ガスで大気が汚れているからだろう。マスクをつけた人を多く見かけた。

 自動車の運転は、日本よりも荒い。とはいえそこまで酷くもない。もっと酷いところは日本にだっていくらでもあるだろうな、と思う。
 これもまた「二十年位前の日本」を感じる部分なのだった。

 空港と台北市内の移動時間について、「市内までバスで四十分かかるアル」と言うガイドさんがいれば「一時間くらいアルネ」と言うガイドさんもいる。初日の晩に乗った空港・市内間のバスの運転手は、右側通行の道で右側からグイグイ追い抜きをかける猛者だった。帰る日に乗ったバスは、そこまで飛ばす運転手じゃなかった。ピンキリ。

 地下鉄は清潔で本数も多く、たいへん快適だった。地下鉄内では飲食厳禁という決まりは伊達じゃないぜ。これを破るとけっこう高い罰金。手持ちのお金で払えなくはないけど、何日か昼食抜きになるレベルの金額だ。

スクーターの群れ。路駐だかバイク屋の店頭だか。